事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

これでいいのか山形県PART10 天童市

2015-05-06 | まち歩き

PART9「東根市」はこちら

天童は観光スポットとしてとても有名だった。異論もあるだろうけれど、温泉地として県内でもっともメジャー。将棋の駒の生産地なものだから、駅前の地面のタイルが詰将棋になっているし、プロの対局もけっこう天童で行われている。

県外の人たちにはまるで知られていないけれど、実はモンテディオのホームタウンは山形ではなくて天童。山形市民はけっこう悔しがっていて、だからこそ山形駅西口にサッカースタジアムを建設しようと運動しているぐらい(一応建前として山形・天童・鶴岡など全県がホームタウンということにはなってます)。

学校事務職員にとっても天童はおなじみの場所で、なにしろ県教育センターは温泉地にあるので旅費基準地は「天童市天童温泉」。初任研がおこなわれる県青年の家は「天童市天童」、そしてNDソフトスタジアムは山形県総合運動公園内にあるので「天童市公園事務所前」(なんとかならなかったのかこの名前)。

お若い読者には信じられないことかもしれませんが、天童はむかし、怖い場所として有名だったの。温泉近くに広がるピンク地帯で、得難い経験をした人も多いだろうが、ぼられた人もけっこういたはず。つまりは本当の意味での繁華街だったのである。まあ、それもいまは昔。

水車という蕎麦屋が有名なくらいで、どうにも飲食関係はさえず(わたしはよく『ちゃあみい』というわけがわからない名前のラーメン屋に行ってます)、一時はベッドタウンとして人口も増えていたのもずいぶん前の話になってしまった。長崎屋が撤退して以降は、ただ寝に帰るだけの街に成り果てていたのである。

ところが、そこへ乾坤一擲。東北最大級のイオンモールがやってきて状況一変。H&M、コーチなどのブランドや、牛タンの利久までつめこんで県内一円から客をぶんどっている(イオンシネマができてフォーラム東根の客を食っているのは残念)。

もうからなければとっとと逃げ出すのがイオンの常なので油断はできないが、天童としてはちょっとホッとしているのではないでしょうか。JR開闢以来初めてイオン用に鉄道新駅(天童南駅)ができたのには笑った(費用は天童市負担)。それにしても、これだけ大騒ぎのイオンモール天童の愛称が「イモ天」ってのはなあ(笑)。

画像はちゃあみいのラーメンです。次回は米沢市篇

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