事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「スカイウォーカーの夜明け」をもういっちょ。

2019-12-21 | 洋画

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9作目の「スカイウォーカーの夜明け」がうれしいのは、きちんと活劇としての面白さがつまっていることだ。宝(「道を示すもの」)探しと追いかけっこ、そして肉弾戦。ヒロインのレイ(デイジー・リドリー)とカイロ・レン(アダム・ドライバー)のライトセイバーを使った対決は見応えがあるし、まさか海まで舞台にするとは思わなかった。

それにしても主役のふたりは魅力的。特にデイジー・リドリーは超人的なアクションをこなしながら、のようなものまで感じさせてくれた。スター誕生だ。

SWは基本的に“父親を殺しながら主人公が成長する”お話で、ネタバレぎりぎりだけれども今回もその線は守られている。だからファン、というよりマニアな客が多いこのシリーズをどう終わらせるか、作り手たちがかなり考えたであろうことがうかがえる。

特に、わたしのようにリアルタイムに全作品を見てきた人間にとって、ラストの舞台があそこ(ふたつの太陽が浮かぶ星ですよっ)なのには感涙。そのふたつの太陽に……あぶないあぶない。

さて、もちろんこれからもSWは作り続けられることと思う。そうでもなければディズニーがルーカスにたいそうな金を支払ったりするものか。でもね、わたしの心の中では既に完結しているし、なんとか生き延びて全作品を見ることができたことで、大げさに言えばわたしの世代の人間として“やらなければならないことを成しとげた”ぐらいの気持ちでいます。

1作目は新宿で見たんだよな、4作目は山形の今は無きシネマ旭だった気がする。息子とも、娘ともいっしょに見ることができてしあわせなSW人生だった。

遠い遠い昔、はるか彼方の銀河で繰り広げられたお話の終章。レイアが一度だけ「お姫様」と声をかけられるシーンをお見逃しなく。


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