事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

48才のハローワーク~夜のお仕事Ⅰ

2008-08-31 | 社会・経済

Dam 防災担当者篇はこちら

「オレの正規の勤務は夜の11時半までなんだ。」
先日までパンチパーマだったオヤジは飲み屋で語り始める。
「だからまだ仕事中なんで飲めないんだよ」ルックスに反して彼はウーロン茶を飲み続けている。
「たいへんだねー。」
「ひどいときは午前4時ぐらいまで働いてる。さあ、オレの商売はなんでしょう」
「うーん……コンビニ?」
「違う」
「……ホテル?飲食店関係?」
「惜しい。正解は『第一興商』の営業でした」
「第一興商?DAMじゃん!」

第一興商もDAMも知らない読者のために解説しよう。第一興商とは通信カラオケの業界最大手であり、そのシステムがDAM(Daiichikosho Amusement Multimedia)なのだ。深夜のテレビなどで土屋アンナのCMがさんざん流れているのでご存じの人も多いと思う。カラオケBOXのビッグエコーが第一興商グループだったのは知らなかったけど。

「でもさ、通信っていうけど、衛星のやつは雨なんかが降るといきなり画面がざらついたりするんだよ。だから実際は電話回線でやってるところがこの辺は多いんだ。するとさ、メンテナンスが必要ってことでオレの出番になるわけ。パソコン使った裏技で修理するもんだから、他人にはまかせられないし。」
「ふーん」
「飲み屋のママさんたちってさぁ、いくら夜が遅くても、たとえそのときに故障を直せなくても“とりあえず顔を”出しておかないとすぐ別の業者に乗りかえちゃうんだよ。」
「なるほど、なるほど。」
「それに前の商売の馴染みでもあるから、どんなにしんどくても『今行く』ってことになるんだよなー」
「前の商売?」

夜のお仕事Ⅱにつづきます!】

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