事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「インサイド・マン」Inside Man(’06 米)

2008-08-31 | 洋画

監督:スパイク・リー
主演:デンゼル・ワシントン ジョディ・フォスター ウィリアム・デフォー クリストファー・プラマー

 もうちょっとユーモアがあれば……しかしスパイク・リーがめざしたものは違う映画だ。政治的であることを隠そうともしていない。だからこそすごいオールスターキャストが組めたのだろうし、なにしろスパイク・リー自身がすげーブランドになっているからなあ。クライブ・オーウェンがまことにいい味を出している。題名が意味深。

うちの奥さんもこの映画がお気に入り☆☆☆★★★

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「ラッキーナンバー7」LUCKY NUMBER SLEVIN (’06 米)

2008-08-31 | 洋画

Lucky_number7 監督:ポール・マクギガン
主演:ジョシュ・ハートネット ブルース・ウィリス モーガン・フリーマン

お前がいかにも好きそうな映画だ」とすすめられる。いかにもそのとおり。残虐でコミカルな「ユージュアル・サスペクツ」。主演女優がルーシー・リューである必然性は感じられないけれども。
わたしにはブルース・ウィリスの脚本選択方針がよくわからない。とりあえず“ちょっと変”な作品には出ておこうとでも考えているのだろうか。それはそれで立派……かなあ。

どんなに人が死んでも、ハートネットのキャラで現実感なし☆☆☆★★★

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「どろろ」(’07 東宝) 

2008-08-31 | 邦画

監督:塩田明彦 主演 妻夫木聡 柴咲コウ 中井貴一

 アジアっぽいCG(皮肉であり、同時に賞賛でもある)は好き。妻夫木と柴咲コウのコンビもいい感じだ。意外なオールスターキャストのなかで、わたしはやはり土屋アンナの化け物っぷりが気に入った。妙にウェットで、しかしドライでもある画調は、文句なく手塚治虫のもの。封切りで観るべきだったか。

 原作は子どものころ秋田書店の「冒険王」でリアルタイムに読んでいた。百鬼丸が魔物を倒すたびに失われた身体を取りもどすという設定は、妙にエロチックで怖かったなー。映画はあの“痛い”感じだけは描けなかったようだし、娯楽指向だから描くつもりもないのだろう。続篇はどうなるだろうか。手塚作品は同性愛的性格が強いので、どろろを女性に演じさせたのは娯楽大作として正解なのかも。

よく考えたら柴咲コウって近ごろ普通の役やってないんじゃないか?☆☆☆★★

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うまい店ピンポイント検証篇その7~やまなか家

2008-08-31 | 食・レシピ

Yamanakaya 桂林篇はこちら

やまなか家(や)……山形市清住町二丁目
盛岡冷麺と焼肉の店。東北一円にチェーン展開されていて、わたしは山形帰りに13号線沿いの天童店に入りました。まあ、味は一般向け冷麺なんだけど、会議が終わってヘトヘトになっているときに入ったのは大失敗。まわりの客たちが生ビールをグビグビ飲み始めたから。これから2時間ドライブする人間にこれはきつい(>_<)

だいたい基本的なことを忘れていた。
焼肉屋って独りで行くところじゃない(笑)

次回は県庁近くのあの店に。

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48才のハローワーク~夜のお仕事Ⅰ

2008-08-31 | 社会・経済

Dam 防災担当者篇はこちら

「オレの正規の勤務は夜の11時半までなんだ。」
先日までパンチパーマだったオヤジは飲み屋で語り始める。
「だからまだ仕事中なんで飲めないんだよ」ルックスに反して彼はウーロン茶を飲み続けている。
「たいへんだねー。」
「ひどいときは午前4時ぐらいまで働いてる。さあ、オレの商売はなんでしょう」
「うーん……コンビニ?」
「違う」
「……ホテル?飲食店関係?」
「惜しい。正解は『第一興商』の営業でした」
「第一興商?DAMじゃん!」

第一興商もDAMも知らない読者のために解説しよう。第一興商とは通信カラオケの業界最大手であり、そのシステムがDAM(Daiichikosho Amusement Multimedia)なのだ。深夜のテレビなどで土屋アンナのCMがさんざん流れているのでご存じの人も多いと思う。カラオケBOXのビッグエコーが第一興商グループだったのは知らなかったけど。

「でもさ、通信っていうけど、衛星のやつは雨なんかが降るといきなり画面がざらついたりするんだよ。だから実際は電話回線でやってるところがこの辺は多いんだ。するとさ、メンテナンスが必要ってことでオレの出番になるわけ。パソコン使った裏技で修理するもんだから、他人にはまかせられないし。」
「ふーん」
「飲み屋のママさんたちってさぁ、いくら夜が遅くても、たとえそのときに故障を直せなくても“とりあえず顔を”出しておかないとすぐ別の業者に乗りかえちゃうんだよ。」
「なるほど、なるほど。」
「それに前の商売の馴染みでもあるから、どんなにしんどくても『今行く』ってことになるんだよなー」
「前の商売?」

夜のお仕事Ⅱにつづきます!】

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「パークライフ」吉田修一著 文藝春秋刊

2008-08-31 | 事務職員部報

Parklife 事務職員部報05年11月7日号「丸の内~日教組中央動員特集より」

日比谷公園をもっともいきいきと描いたのは吉田。徹底的に擬体化して描き、そして広告畑出身者らしくそれが何のメタファーかを考えるすきも与えない。野音に次々に吸い込まれていく組合員の群れは、確かに血液に見えました。

 それにしても久しぶりの東京では迷いまくった。なんで今オレは聖橋の上でボーッとしていたり(前日に事務職員部長会があったので御茶ノ水に泊まるハメに)、帝国劇場の前をウロウロしてるんだ、とため息。スタバでひと休みしたりする。目的地に到達する“”が衰えたのかなあ。

「でもあなた、東京に住んでたんでしょう?」
まわりの組合員から思いきりバカにされたけれど、貧乏な学生には帝劇だのティファニーだのはまったく無縁の存在。四畳半と吉野家マクドナルドと……ううう泣けてきた。

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