上々颱風篇はこちら。
大学時代、友だちと「トップガン」を甲府の映画館に観に行った帰り、甲府駅の電車を待つベンチに座っているわたしのまん前にある一団が……
「サンドイッチはさぁ……ツナが○○でさ~」
「パスタは、トマトが少し歯ざわりとして残る程度に……」
「ラーメンの麺が~」
男のくせに、えらい食にこだわるなあ。しかも米じゃないような軽食に……
足元から見上げると、それは「林家木久蔵」(現・木久扇)だった。すんごい、小さかった。ラーメン党だか何だかやるくらいだから、あのくらいは当たり前か。
友だちを肘で突っつくが「何?」って顔の連発。笑点を知らんのかい!と思いきや、「着物きてないんだもん」だって。確かに。どうせなら、黄色い着物着ててほしかった。
駅は有名人遭遇の宝庫ですね。
「わたし、有名人をみかけたことなんてないわ」と主張する妻に、でも一度ぐらい誰か見かけてるだろう、と食い下がると
「あ。そういえば釧路で」
「ほう」
「ホームの向こう側にいたわ。」
「誰が」
「ジャイアント馬場」
それはわかりやすい(笑)。
次回は岡田奈々篇。
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