事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2020年5月号PART1 横着な人

2020-05-27 | 受験・学校

SPARKLE  山下達郎

2020年4月号「分断」はこちら

「自宅が燃えているときに消火しながら、バーベキューをやろうというふうに聞こえる」

拙速な9月入学論についての島根県の丸山達也知事の発言。まったくだ。というか、この話自体が児童生徒の学力保障がどうとかいう目的で出て来たはずは絶対にない。

騒動を起こしたかったのだ

どうしてって?コロナ対策がもたついているものだから、世間の目をそらすために、です。感染拡大の都府県の知事たちがいっせいにこの話に飛びついたことでも理解できる。たとえ実現できなくても、世論は分かれ、ワイドショーもそっちの話で時間を稼いでくれるというわけだ。

同じようなことが今年もう一回あったじゃないですか。学校への休業要請です。オリンピックがらみもあって(当たっていると思います)、コロナ対策に出遅れて批判が集まったことにあせった首相の独断。

大騒ぎ。

この決断が正しかったかの検証は時間がかかるし、なによりも「首相は何もしていない」という批判だけはかわすことができる。

それにね、コロナ対策に全力を傾注しなければならないこの時期に、文科省は9月入学のシミュレーションまでやっている。人と時間の無駄遣い。民間(文科省ではなく)がそのコストを見積もったらとんでもない数字が出たため、声高に9月入学を主張する人は減ったようだけれども、騒ぎになったことでガス抜きはできたと官邸はほっとしているだろう。まあ、その間もなくマスクだの検察だのと失策が続いているので、心穏やかにすごすことはできようもないが。

いやしかし横着じゃないですか。コロナ対策の一環でこんな重大なことを推進しようなんて。まあ、そんな反省があれば

「緊急事態において、国家や国民がどのような役割を果たし国難を乗り越えていくべきか、そのことを憲法にどのように位置付けるか、極めて重く大切な課題だ」

なんて主張を一国の首相が軽く口にしたりはできないはず。コロナのついでに憲法まで変えようというのだ。つくづくと、横着だなあ。

PART2「球春はまだか」はこちら

本日の1曲は山下達郎の「Sparkle」。傑作アルバム「FOR YOU」の1曲目。きのう、チャリでこの馬鹿げたすばらしいイントロでテンション上がりまくり。通勤所要時間が1分は短くなったはず(笑)


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