映画館で一度、DVDでは二回目の鑑賞。哲学者ウンベルト・エーコの、かの有名な(そして難解な)ミステリの映画化。この無謀な企画にチャレンジしたのは「人類創世」や「愛人/ラマン」などのジャン=ジャック・アノー。いい意味ではったり屋の彼が監督したのは明らかに正解。
北イタリアの古い修道院。重要な神学論争が行われようとしているまさにそのときに起こる連続殺人。ひとりは密室状態の塔から落ち、ひとりは豚の血のなかに突っこまれ、あるものは……
それにしてもよくぞこれだけ変な顔を集めましたね!のちに「ヘルボーイ」などで変な顔にみがきがかかったロン・バールマンが異相なのは当然として、端役にいたるまで一癖もふた癖もありそう。
DVDの特典映像によれば、これはアノーが(変な顔に)徹底的にこだわったからだそうで、そのこだわりはセットの隅々にいたるまで及んでいる。邪悪な修道僧たち、傲慢な異端審問官と対比するかのように、クリスチャン・スレイターが(今からはまったく信じられないことだけど)純粋無垢な若き僧を演じていてかわいい。彼と農家の娘(名も知らぬ彼女こそ“薔薇”なのだ)が禁断の関係を結ぶシーンは、この映画で最も、というか唯一息がつける部分だ。
そして、そんな邪悪な作品をふわっとしたユーモアで包んでくれるのが、主役のショーン・コネリー。バスカビルのウィリアム、というミステリにおける最高の役名を与えられた彼は、原作者の「ヨーロッパの香りを残してくれ」というリクエストを超えた出来をもたらしている。三回目でようやくストーリー(笑いを圧殺するものに呪いあれ)を了解したわたしが言うのもなんですけど。
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よく考えたら劇場は本当に親切な場に
なりました。確かにいいことなんだけど……
文字こそが邪悪というあたりはあの作品は
よかったですねー。あ、ネタバレ。
長く忘れていた映画館でのハプニングを思い出しました.
「薔薇の名前」を観ていてクライマックス真っ最中に,フィルムが切れたのです.
急にスクリーンが真っ白になり呆然.
10分ほど中断して再スタートしましたが,現実に戻されたため感情は戻されてしまいました.
若かったので「金返せー!!」とも言えず・・・
もっと短時間のアクション映画とかなら良かったのに,と思っていたことを思い出しました.
にしてお、「薔薇の名前」を“買い直す”なんて……
スカヨハの草薙素子には期待しています。
バトーはジョージ・クルーニーにお願いしたい(笑)
遅ればせながら 今年もよろスクお願いします(^o^)
昨年末、母が 彼岸に旅立ちまして 何かとバタバタした年末年始でしたが やっと落ち着いてきました(^o^)
薔薇の名前は最初DVDで買いましたが最近ブルーレイも買い足しました(^o^)
やはり画像も音もコチラの方が良いですな(。-_-。)
ところで、攻殻機動隊ですが 実写版の草薙素子を スカヨハがやる様ですが どんなもんかなぁ
と言う感じです~_~;