PART23「おんな太閤記」はこちら。
つづく82年は「峠の群像」。忠臣蔵のお話ね。赤穂城断絶を、企業の倒産になぞらえた堺屋太一原作もの。
赤穂と吉良は、なによりも塩で反目したと。貨幣経済に幕府が追いついていかない宿命がことをこじらせた……就職したばかりで、サラリーマン的なものに拒否感をもっていた小僧がそんなコンセプトのドラマを見るわけもなかったです。
そう、当時のわたしは堺屋太一が象徴するすべてが嫌いだった。もしもこの大河を見ていたら、もっとまっとうな社会人としての生活を送ったかしら(笑)。まあ、裏番組が久米宏の「TVスクランブル」だったのでいずれにしても見ることはなかったろう。
大石内蔵助に緒形拳、吉良上野介に伊丹十三、徳川綱吉に竹脇無我、近松門左衛門に中村梅之助、他に樋口可南子、松平健、多岐川裕美、小林薫ら。
アイドルが大挙して出演したのも特徴で、少年隊の錦織一清、シブがき隊の薬丸裕英、たのきんトリオの野村義男、そして小泉今日子、五十嵐めぐみ、小林麻美と、綺麗どころをきっちりそろえております。
Vol.25「徳川家康」につづく。
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