21日目「斜度」はこちら。
ふう。ようやくこの長大なシリーズも最終日です。最終回向けにこのネタはとっておいたの。
今回の異動でいろいろ考えさせられています。ほかの仕事(PTA会計や学校徴収金の監査、それに引き継ぎなど)が忙しくて、転出書類は31日になんとか届くようにするのが精一杯でした(不良事務職員の堀さんに負けたのはショックでした)。確かに配達記録で郵送したら結構な金額になってしまい、引き継ぎに行く時に持っていってもらえばそんな経費も必要なかったとは思いますが、とても無理でした。
毎日サボっているわけでもないのに、異動のための事務量は膨大なもので、毎日遅くまで仕事をしていましたが、なんだかおかしいですよね。仕事が多すぎるのか、抱え込み過ぎているのか、親切すぎるのか……。一人職だから前任者がどういう仕事をしていたのかが後任者にすごく影響を与えたり、それぞれの価値観によって微妙に仕事の仕方が違っていたり……。(いい意味でも悪い意味でもそれぞれの仕事が問われるというか、評価されるというか。言いたいことわかっていただけます?)〝学校事務〟という仕事の範囲とかをわかりにくくしているのは実は私たち自身なのではないかとも思えてきます。
長くなってすみません。後任者から電話があると内容を聞くより早く「ごめんなさい。」と言っている私です。
……どうせ不良ですよ。さて、事務職員がなんでまたこんなに年度末年度始に忙しいのか。上のレスに顕著だ。“他の事務職員の仕事を直接に見る最大の機会”が転出書類で、だからみんな無駄に意地をはってるんじゃねーの、とか。
少数職種の異動は、要するにひとつのセクションが総がわりするようなもんだから、実はそのたびに弱体化、初期化される。仕事が属人的に過ぎる弊害がこんなところにも。だから何らかの共同作業がバックボーンにあれば(あるいはバックボーンがある、と事務職員自身が意識すれば)、“過剰な”仕事からは少なくとも解放されるのではないだろうか。共同実施にそのすべてを期待するのは無理だとしても、そんなメリットを意識することだけで、変わってくる何かがあるような気がするのだ。甘い?
【年度末年度始シリーズ・おしまい】
画像はまもなく特集する大貫妙子。この人は、あらゆる意味で“強い”んだと思う。
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