事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

真田丸 第二十七回「不信」

2016-07-10 | 大河ドラマ

第二十六回「瓜売」はこちら

前回の視聴率は、19%超えどころか急降下して16.4%。まったく、レイティングというのはわからないものなのでした。他にも「とと姉ちゃん」が20%を切り、「サザエさん」も10%以下に……いったい、何があったんでしょう。

今週はまあわかりやすい。開票速報のために放映時刻が変わる週は、どうしたって下がる。選挙の結果は、胸くそが悪くなりそうなので見ないで寝ることにはしますが。こっちの予想もはずれてくれないかしら。投票日当日に、首相のヨイショ本の大宣伝をかます幻冬舎ってば……さすが、見城社長ですか(泣)。

さて「不信」。パワハラとボタンの掛け違いの連続。秀次(新納慎也)は秀吉に、秀吉(小日向文世)は秀次に、信幸(大泉洋)は信繁に不信をいだく。そんななか、きりちゃんは微塵も信繁の自分への思いに疑問も不信もいだいていない。わたしたちは秀次の行く末を知っているので、なおさらきりの一途さに救われる仕掛け。信幸も先妻(長野里美)に陰で救われている。

戦国の世が終わり、権力が一点集中することで新たに始まる暗闘。つまりは、軍事以外が大きく影響する、政治の季節の到来。強大な権力を持っている人物の“機嫌”に忖度する時代のはじまりだ。そういえば、秀吉は信長の機嫌を損じない天才だったわけだ。

大河ドラマを昔から見ている視聴者にはうれしいプレゼント。浅利陽介再登場。ちょいとぼんくらな役柄に、日曜8時(今日は7時10分だけど)ではかかせない俳優になっている。このペースだと滝田栄や緒形拳をぶっこ抜いて、史上もっとも大河ドラマに出演する俳優になれるかもしれない。小早川秀秋はもうこの人の持ち役。「新選組!」での、近藤勇を失望させてばかりの養子役もよかったなあ。

いやそれどころではなかった。なんと来週は、あの役であの人が再登場!知らなかったなあ。三谷幸喜の念願が次々に実現している。次々に実現させるNHKもなかなか。早くあのトップを退場させてね。今日の選挙結果にすべてかかっているわけだけど。視聴率は14%台?

第二十八回「受難」につづく

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