事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2018年4月号PART1 短文の人たち Supertramp - goodbye stranger

2018-04-30 | 日記・エッセイ・コラム

Supertramp - goodbye stranger

2018年3月号「二流の国」はこちら

「三流作家」

「ど素人」

「低レベル」

それくらいの一語で一蹴されることがある。三流作家で、ど素人で、低レベルだから、読むに値しない。そういいたいのだろうが、ちょっと待て。それは私という人間を否定しているのであって、私の文章を否定しているのではない。

(略)短文投稿を言い訳に、横着が横行している。ひとつレッテルを張ったきり、まじめな議論から逃げてしまう。最近、そんな風潮が散見される。ことによるとジャーナリズムや論壇まで、あるいは政治家や一国の指導者についていたるまで。

佐藤賢一の山形新聞における連載「古今東西」における“短文”への警鐘。どんな主張でも、まずは言い切る、という風潮は教養ある態度とはおよそ言えない。JCの一部勢力が、憲法改正に世間を誘導させるために“炎上”まで企図したブログを用意したのも似たメンタリティだろうか。こんな風潮に、教養ある態度で対峙する佐藤こそ一流の長篇作家といえると思う。

PART2「追悼衣笠祥雄さんふたたび」につづく

本日の1曲はスーパートランプの「グッバイ・ストレンジャー」。わたしはあのバカ売れしたアルバムのなかで、これがいちばん好きかも。

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