第3夜はこちら。
菅直人の放言はとまらない。
「国民はマスコミに左右されていて、とてもじゃないけれどマスコミに左右されない国民を期待するのは無理だ」
「国民は一億総白痴化になってますよ。だから自民党が勝ったんじゃないですか」
……すごいでしょ(笑)テレビでこれを言っちゃうんだから。まあ、ほとんど当たっているけどね。しかしこの人の発言でいちばん印象に残っているのはこれだ。
「二十世紀という戦争の世紀でわれわれが学んだ最大のものは、アングロサクソンとは戦争をしちゃいけないってことですよ」
彼らは戦争に強いからってわけ。そこまで言うか。
湾岸戦争の回では姜尚中が朝日新聞の田岡俊次に向かって
「あなたは軍事オタクですよ。書いたものを読むと単にマニアックで。」
番組進行役たちも本音をさらしまくり。靖国に無邪気な発言をした高市早苗に向かって田原総一朗は
「あなたのような下品で無知な人にバッジつけて靖国のことを語ってもらいたくない」
これ、見てなかったのが惜しい。電波芸者と揶揄された田原には批判も多いけれども。
朝生には観客も入っていて、これがなかなかレベルが低くて泣かせるのだが、温厚な渡辺宣嗣アナも興奮して
「(観客に向かって)わたしの兄は障害者だけど……」我に返って絶句したりしていた。彼にも、重い過去があったわけだ。
いま、どうして朝生を特集したのかというと、戦後しばらくは左翼知識人が力をもっていて、左翼にあらずんばインテリにあらず、といった風潮があった。しかし近ごろではディベートで本領を発揮する左翼はほんとうに数少ないのだ。番組もそのあたりを苦慮しているとか。
でも、なんか近ごろ潮目が変わってきていないか?と感じているわけ。小泉~安倍の改革路線に熱狂した同じ層が、憑き物がおちたように冷静になっていたりするのだ。もちろんまだ油断はできないけれど、そのあたりを検証するために、ひさしぶりに金曜深夜のトークバトルを見てみようかな。
【朝まで生テレビ・おしまい】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます