さあ毎年恒例のマイベスト。読者のみなさんのベストもまじえながらお届けします。今回は邦画篇。のっけから鋭いツッコミが。
どうして「アフタースクール」の話題がなかったんですか?庄内では公開しなかったの?
……しまったー。それを指摘されるのが痛かったんだ。07年も「キサラギ!」の公開がイオンシネマでは遅れたのでしんどかったのよね。「アフタースクール」も評判だけは聞こえてくるのに、へたれイオンシネマは上映してくれないし、ネタバレ厳禁映画らしいので一切情報を(自分に)シャットアウトしているの。うーいらつく。
「ザ・マジックアワー」!!
……なるほど、なるほど。この作品は今でも宣伝方法をめぐって侃々諤々。三谷幸喜や佐藤浩市の日本縦断一大キャンペーンのこと。わたしはありだと思うけど、朝日の記者などは「無惨な」と。ある程度ヒットしたことで評価されるか、あるいは「The有頂天ホテル」よりも観客動員が落ちたことで……。
さて、わたしのマイベスト3はこう決めました。
1.「おくりびと」(滝田洋二郎)
2.「パコと魔法の絵本」(中島哲也)
3.「スカイ・クロラ」(押井守)
次点は「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(若松孝二)と「サッドヴァケイション」(青山真治)。酒田で撮影された身びいきで「おくりびと」を選んだわけでは……ちょっとあるかも(^o^)。
でも、おそらくはほとんどの映画賞をとりまくり、しかも松竹の08年唯一のヒット作が地元で撮られたという事実はうれしい。
DVDで観たなかでは「アヒルと鴨のコインロッカー」(中村義洋)が絶対のおすすめ映画です。とか言いながら「アフタースクール」抜きのベストであることを申しそえます。くどいけど。ワースト邦画は「次郎長三国志」(マキノ雅彦)かなあ。
洋画篇につづく。