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YouTube: The Beatles-Magical Mystery Tour
授業中机たたき続けた女子生徒たたいた教諭懲戒
栃木県教委は、生徒に体罰をしたとして、県南の中学校に勤務する男性教諭(50)を7日に戒告の懲戒処分にしたと発表した。
発表によると、男性教諭は2012年11月、授業中に金属の棒で机をたたき続けた女子生徒を教科準備室に連れて行き、片手で突き飛ばしたほか、授業で使う指示棒や平手で頭を複数回たたいたり、太もものあたりを足で複数回軽く蹴ったりした。生徒にけがはなかった。教諭は「今後二度とこのようなことのないようにしたい」と反省しているという。
今回の体罰は、文部科学省の通達を受けて児童生徒や教職員、保護者を対象に2~4月に実施したアンケート調査で把握した。調査では、12年度に県内で116件の体罰があったことが判明している。
(2013年5月8日12時26分 読売新聞)
……そろそろ、揺り戻しが来るころだと思っていました。昨年の大阪の事案、女子柔道をめぐる騒動、全校アンケートと、体罰関係の糾弾はつづき、しかし多くの人は(教職員もふくめて)体罰すべてがよくないことだとは考えていない。とくれば、そちらの論調に寄っていくメディアも出てくるだろうし、出てくるとすれば保守系だろうと。
で、予想どおり読売が始めている。上の記事を読んで、この教諭に同情するようなバイアスがかかっていることはおわかりのことと思う。こんなろくでもない生徒のために熱心な先生が懲戒処分を受けていいのか、と読者は受け取るだろう仕掛け。
この女子生徒は確かにろくでもないのかもしれない。だから男性教諭に同情すべき余地はある。でも、同情する余地もないような体罰があったとすれば、それこそ単なる暴行ではないか。わたしたちがいま考えなければならないのは、同情する余地があるうえで、なお体罰はいけないことだし、教育者として貧しいテクニックしか持っていないんだなあと判断することではないのだろうか。
そして読売の煽りはなおつづく。PART2へ。
本日の一曲は、こないだ港座にいたとき「たまに鳴らしとかないと」ということで大劇場で大音量で流されていたビートルズの青盤から「Magical Mystery Tour」。よく聴くとポールらしい曲。いいなあ。
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