「ミレニアム5 復讐の炎を吐く女（上・下）」 ダヴィド・ラーゲルクランツ著 早川書房

前作の特集はこちら。

大ベストセラーになった最初の三部作はもちろん面白かった。でも、亡くなったスティーグ・ラーソンを引き継いだラーゲルクランツのミレニアムも遜色ない。というかリスベット・サランデルというヒロインを大々的にフューチャーしてくれたのでむしろこっちの方が好きかも。

しかも今回、リスベットは塀の中にいる。おおお女囚ものですかっ。お約束のように絶世の美女が登場し、一種のモンスターである女囚に狙われている事態に怒ったリスベットは……

前作で彼女が双子として生まれたことを利用し、ある醜聞が彼女によって暴かれる過程もスリリング。いいですなあ。

ミレニアム6「死すべき女」はこちら。