「K-20 怪人二十面相・伝」の予告編のつもりで鑑賞。二十面相にビートたけし、明智小五郎に田村正和、文代さん(この作品では明智夫人ではない)に宮沢りえ……加えて西田敏行、伊東四朗までそろえてここまでつまらなくできるのも凄い。
コンセプトはわかるんだ。ネタバレになるので言えないけれど(まあ、オープニングで気づく人もいるでしょう)、なぜ二十面相は明智小五郎に対抗心を燃やすのか。山元清多の脚本はそれなりに工夫がある。でも、ノスタルジックな画面とシリアスな復讐劇がフィットしないことおびただしい。ポプラ社の少年探偵団シリーズに胸ときめかせた世代としては、今回のお話はなかったということで。
だいたいね、小林少年をあの中尾明慶にやらせるのが間違いだし、豪華キャストのなかに久本雅美をいれただけでいっきにコントに見えてしまうのがわかんないかなあ。
たけしはマントをつけてもタケちゃんマンに見えないのに☆★★
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