「テキ穴」特集はこちら。
穴に入ってみたら、予想以上に奥に行くのに苦労する。これはオレがでかいからだけじゃなくて、足元もかなりあぶない。
「このへんですかね、骨が出たのは」
ここで人骨が発見されたのは昭和39年のこと。当時の飛島中生が洞窟に入って(探検でもしていたのだろうか)二十数体分の人骨を発見。すわ大量殺人事件かっ!と大騒ぎになったそうだが、調査した結果、千年以上も前のものだと判明。そのときの骨は鶴岡の致道博物館と東京の国立博物館に保管されているとか。分骨、ですな。
この洞窟が、しかしどんな存在だったかはまだよくわかっていないらしい。海賊が住んでいたとか、人身御供ではなかったかとか、いろいろと説はあるみたい。
なにゆえに“テキ”の穴と呼ばれているかにも意味があるのかないのか……聖なる者がいたのか、あるいは卑とされた者がいたのか、あるいはその両方か。なんか、涼しいだけでなくゾクゾクするような話ではないですか。
「面白かったー」
「いやー、まさかテキ穴で喜んでもらえるとはなー」
あれ?わたしはテンション上がりすぎだろうか。次回は飛っこラーメン。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます