事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「人柱はミイラと出会う」石持浅海著 新潮文庫

2010-04-01 | ミステリ

131241 んもう石持ってば。「人柱」「黒衣」「お歯黒」「参勤交代」「鷹匠」「茗荷(を食べると物忘れする)」「厄年」といった、日本独自の“ガイジンから見れば奇習に見えるに違いないシステム”を、まさしくガイジンの目を通して語る……コンセプトあいかわらず見え見え。頭でっかちな作品群。いやぁぁ大好きです(笑)

正直なことを言うと、人柱関係のエピソードの途中で一度放り出していたの。あまりに奇矯なシチュエーションではないかと。しかし、職業としての人柱が世間から認められていて、という部分から一気読み。やっぱり、わたしは石持にとってちょうどいい読者なんだと思う。面白かったー。ところで、座間味くんの新作はもう書かないのかな?

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