事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2015年12月期末勤勉手当号PART2「マイナンバーその後」

2015-12-08 | 明細書を見ろ!(事務だより)

Apocalypse Now- Ride of the Valkyries

PART1「やっぱり今年は差額が出ないのか」はこちら

年末調整号「年末調整とマイナンバー」はこちら

さすがにもうお手元に届いたことと思います。どうやら県も収集の方針を固めたようで、まもなく県内各地で説明会を開催する予定。ネガティブな情報ばかりこの制度に関しては入ってきますが、民間は(禁止されていたはずの)通知カードのコピーを集めるなど、やみくもに突っ走っているみたい。

この制度の目的が、国民の行政手続きの利便性を考えて、でなんか全然なくて、とにかく課税のためなのは、まあ仕方のないところでしょう。

しかし進め方がいかにも拙速で、これからも混乱必至。よけいなお世話ですが、個人カードの発行を強制された形の市町村は怒っているのではと推測します。

もっと怒っているのは郵便局員でしょうか。およそ11月末までに全世帯に送付するなどありえない状況下、高市総務相(この人はいつも強気)はギリギリまでだいじょうぶだと強弁していました。

誤配がニュースになっていますけれども、この程度で済んだとは、日本の郵便局はやはり優秀なんだなとむしろ考えます。このごり押しは、なんらかのテストの意味もあったのではないかと邪推すら。

さて、ご自宅の冷蔵庫にマグネットでとめている(そんな人はいないとは思いますが)マイナンバー通知カード、くれぐれもなくさないでくださいね。まもなく、事務職員が県のシステムにナンバーを入力することになると思うので。

特に、別居している扶養親族がいる場合、「正月にそれ持って来い。」と言っておいてもらえると助かるかも。

本日の一曲は、最低にして最高の戦争映画「地獄の黙示録」から、かの有名な「ワルキューレの騎行」。

2015年12月号「正しいマイナンバーの集め方」につづく

コメント (2)
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