事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「HOUSE ハウス」(1977 東宝)

2010-03-11 | 邦画

House05 監督:大林宣彦

脚本:桂千穂

撮影:阪本善尚

音楽:小林亜星、ミッキー吉野

音楽演奏:ゴダイゴ 

出演:池上季実子、大場久美子、松原愛、神保美喜、尾崎紀世彦、笹沢左保、小林亜星、石上三登志、鰐淵晴子、南田洋子

泥だらけの純情」(今ならお嬢様の山口百恵とスナックのママの永島瑛子のどちらを選ぶかは微妙)の併映作。こっちがお目当てで酒田港座に行きました。大林宣彦の少女趣味がここまで炸裂していたとは。

公開当時、CMディレクターに撮らせるとは東宝も思い切ったことをするなーと思ったけど、そういう冒険がいまの東宝の隆盛を生んでいる。ま、特典映像では苦労した経緯も本人が語っていますが。ただ、大林の“噛んで含めるような”解説はちょっとしんどい。

少女七人(池上季実子、大場久美子、松原愛、神保美喜など)が意外なほどセクシー演技をしていたり(池上はフルヌードを披露します)、鰐淵晴子を徹底的にソフトフォーカスで撮ったり、これ一本しか撮れないかもしれないからこそ大林は趣味に走ったのだろう。

石上三登志、笹沢佐保、小林亜星、ゴダイゴなど特別出演てんこ盛り。特に笹沢は、この映画がなかったらその色男ぶりが後年理解されなかったのではないだろうか。にしても、少女を食らう老女が南田洋子というキャスティングはちょっと謎。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする