事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2010年3月号~さよなら寒冷地手当

2010-03-18 | 明細書を見ろ!(事務だより)

Gintamadvd24 10年2月児童手当号「児童手当と子ども手当PART2」はこちら
※2月給与号「あやしいプレゼント」はやばいのでアップしてません。

 一年間、「明細書を見ろ」といいながら景気の悪い話に終始しましたが、今回はそのきわめつけ。若い職員にはなんのことかわからないでしょうが、昔からの山形県職員には「寒冷地手当」というお手当があります。

 別名「薪炭(しんたん)手当」と呼ばれたことからもおわかりのように、寒い地域に居住する職員への寒冷対策で設定されたものです。前は8月10日が支給日。「いったいどうして夏休みの真っ最中にわざわざ登校日なんてものがあって、『宿題ちゃんとやってるか』って説教されるんだろう」と思った人もいたでしょうが、何のことはない、職員はその日しっかりとお金をもらっていたのです。

 それがいつの間にか11月から3月にかけて分割して定額支給されることになり、あろうことか平成16年度には

「(旧)朝日村をのぞく庄内地域には寒冷地手当は支給しない」

というお達しが。つまり庄内地方は寒冷地ではないと宣言されてしまったのです。まあ、いきなりゼロにするのはあんまりだというので、酒田市居住者の場合、6年間は支給対象者をしぼり、額を漸減しながらも支給の事実はあったのですが、それもこの3月給与でおしまい。

 それでも来年度以降もどうしても寒冷地手当をもらいたいっ!という人に裏技を伝授しましょう。簡単です。

1.内陸に転勤する

2.(旧)朝日村に転居する

3.庄内地方における特定の学校(略)に転勤し、その学校からおおむね1㎞以内に転居する

……どんなもんだか(T_T)

画像は、最新刊を買ったらあまりに字が小さすぎて世代を感じさせられた「銀魂(ぎんたま)」。中年は読むなってことか空知。

2010年5月号「子ども手当スタート」につづく

コメント (2)
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