事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい店ピンポイント~ラーメンの町Vol.12「味好(あじよし)駅東店」

2009-11-23 | 食・レシピ

味好がらみだった尾浦特集号はこちら

Ajiyoshiekihigashi01 その、味好(あじよし)。三日月軒駅東店のすぐ近く。店主は学校の業界でも有名な人。川の学習とか、詩のボクシングとか。チョー高学歴なのをみなさんご存じですか。

まあ、それ以前からこの店には通っていて、現在の店になる前のカウンターオンリーのころを知っているのはちょっと自慢。

で、むかしから食べ続けているのがここの焼肉ラーメン。言い方がむずかしいけど「輪郭がはっきりしている感じ」(自分でもわけわかんない)がおいしくてこれからも食べ続けるんでしょう。先日もある読者といっしょに入って、ついギョーザも二人前頼んだら夕飯が食べられないぐらい満腹。油断したー。

むかしの同僚が近くに駐車場をかまえていて「よく客が勝手に使ってるから、オレが行くと大盛りになるんだー」と自慢していた。うらやましいぞこら。

弟子筋の尾浦との比較は人それぞれなんでしょう。わたしは藍より青いとは思わない。

次回は「さらしな

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アルトマン三昧PART5「ザ・プレイヤー」その2

2009-11-23 | 洋画

PART4はこちら

Roberaltman06  ロバート・アルトマンは映画人たちに愛され、尊敬を集めている。その証拠がこの「ザ・プレイヤー」だ。数多くの俳優・監督たちが手弁当で(これほどハリウッドに似つかわしくない表現もめずらしい)参加している。実際にはユニオンが規定する最低賃金で、しかも後日みんなが映画の基金に寄付をしたとか。以下に列挙するスターたちは、アルトマンみずからが出演を依頼し、快諾した人たちだ。

ジュリア・ロバーツ

ブルース・ウィリス

バート・レイノルズ(ランチの席で業界にブーたれているのがおかしい)

アンジェリカ・ヒューストン

ジョン・キューザック

ジャック・レモン

アンディ・マクダウェル

マルコム・マクダウェル

シェール

ピーター・フォーク

スーザン・サランドン

ジル・セント・ジョン

リリー・トムリン

ジョン・アンダーソン

ミミ・ロジャース

ジョエル・グレイ

ハリー・ベラフォンテ

ゲイリー・ビューシイ

ジェームズ・コバーン

ルイーズ・フレッチャー

スコット・グレン

ジェフ・ゴールドブラム

エリオット・グールド

サリー・カークランド

マーリー・マトリン

ニック・ノルティ

ロッド・スタイガー

パトリック・スウェイジ

テリー・ガー

カレン・ブラック(まさかと思われるだろうがこの強烈な女優は「エアポート'75」でスチュワーデス役だったんですよっ)

……せっかくメモをとりながら観てたのに、ネットで検索したら一発でした(-_-)。絶対にヒットしないはずの映画のキャストとして、パーティの客として、彼らは本人役で登場する。アルトマン組の常連だけでなく、みんな楽しそうである。

キャストだけでなく、映画そのものもネタとして登場する。トッド・ブラウニングの「フリークス」、フリッツ・ラング「M」、そしてヒッチコックの肖像。そのたびに“それ風”の映像になるのがおかしい。

わたしが大好きなアラン・ルドルフ(アルトマンの助監督を長くつとめた)もちょい役で登場。メールボーイからマーティン・スコセッシと誤解され「ケープ・フィアー最高でした!」と言われてくさるのには笑わせていただきました。

 アルトマン映画のことだから、単純な勧善懲悪では終わらない。数多くの偶然から、ザ・プレイヤーは真の実力者として映画界を牛耳ることになる。ラストシーンはパームツリーの下で妻とキスをする典型的なハッピーエンド。皮肉がきいている。

「夢を見てるみたい」

「映画のようだろ?」

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アルトマン三昧PART4「ザ・プレイヤー」The Player

2009-11-23 | 洋画

PART3「今宵、フィッツジェラルド劇場で」はこちら

Robertaltmantheplayer  実はこのシリーズ、PART3で終えようと思っていたんだけど、あまりにアルトマンがすばらしいのでやめられなくなった。しばらく、おつき合いください。

 今回特集するのは「ザ・プレイヤー」The Player。タイトルが意味するのは映画界の実力者のこと。定冠詞つきの「遊ぶ人」が映画人の生殺与奪の権を握るプロデューサーを意味するあたり、いかにもハリウッド。どのくらいの力をもっているかというと

「ぼくがイエスと言うと、ジャック・ニコルソンとスキーをする夢が現実になる」

ほどなのである。

ティム・ロビンスが演ずるそのザ・プレイヤーに、脅迫状が送りつけられる。脚本をボツにした若者のしわざと考えた彼は、その脚本家に接触をはかり、誤って殺してしまう。脚本家の恋人(グレタ・スカッキがかわいい)に心の安寧を求めた彼は、ライバル(20世紀フォックスからヘッドハンティングされた設定)を蹴落とすために“絶対にヒットしない脚本”を押しつけることに成功する。しかし……

カメラは撮影所を縦横無尽にかけめぐる。「近ごろの映画はカット!カット!カット!の連続だ」と登場人物に批判的に語らせているだけあって、オープニングはなんと8分2秒におよぶ長回し。実験映画じゃないんだから(笑)。相米慎二だってここまではやらない。

一時期、アルトマンを徹底的に無視したハリウッドのことを、冷たいタッチで描くのは無理からぬことかもしれない。出てくる企画は

「『愛と哀しみの果て』(Out of Africa)と『ブッシュマン』を組み合わせたらどうだろう」

「『卒業PART2』はうけるはずだ。あの三人(ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、アン・バンクロフト)はまだ生きてるし」

もっとも、この提案をするのが「卒業」を書いたバック・ヘンリーであるあたりが笑わせてくれる。大方の評価は、拝金主義のハリウッドを批判した作品ということになっているが、しかしこのようにアルトマンはハリウッドそれ自体の奇矯さを(苦笑しながらも)愛しているのではないかと思う。もちろん、アルトマンの芸はその苦笑ぶりにあるわけで……

あーやっぱり終わらなかった。以下次号

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