事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

港座通信~「肉体の悪魔」

2009-11-13 | 港座

「真昼の決闘」特集はこちら

「肉体の悪魔」Le Diable au corps(1947 フランス)

原作:レイモン・ラディゲ 

監督:クロード・オータン=ララ 

出演:ジェラール・フィリップ 

Lediableaucorps  かの有名な夭折の天才(二十歳で亡くなっています)ラディゲの処女作にして代表作の映画化。第一次世界大戦末期、高校生と人妻がおちいる火のような恋愛。のちに「おもいでの夏」「個人教授」などの“年上の女性との悲恋”という王道パターンを生んだ作品でもあります。

 ふたりにとって、戦争に代表される“世間”など、恋愛の前には何の意味ももたなかったあたり、さすがフランス映画です。ジェラール・フィリップの美しさは、当時も今も女性たちを陶酔させています。

……上映は11月21日(土)16:00より。わたしの世代だと、「青い体験」シリーズも忘れがたいんですけど(笑)

次回は「断崖

港座オフィシャルブログはこちら↓

http://minatoza.exblog.jp/

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港座通信~「真昼の決闘」

2009-11-13 | 港座

「類猿人ターザン」特集はこちら

真昼の決闘」High Noon (1952 ユナイト)

監督:フレッド・ジンネマン 

脚本:カール・フォアマン 

出演:ゲイリー・クーパー グレース・ケリー

 作品のなかで流れる時間と上映時間が完全にシンクロするという過激な映画。つまり、たった1時間25分のお話なのです。

教会で結婚式を挙げ、町を去ろうとしていた元保安官ケイン(ゲイリー・クーパー)と新妻エミー(グレース・ケリー)。そのとき、ケインに恨みを抱く4人のならず者たちが彼を殺しに町にやってくるという知らせが届く。留まって彼らと決闘するか、町から逃げるかで悩むケイン。決闘のときは一刻と近づいてきている……。

孤立無援の保安官がならず者を迎え撃つ、それだけならアメリカ人が大好きなヒーロー物語ですが、この映画はそう簡単な代物ではありません。これを地味な役者でやったら考えこむところですが、なにしろ主役がクーパーとグレース・ケリー。匂い立つような美男美女の物語でもあります。主題曲「ハイ・ヌーン」を聴いたことのない人はきっといません(聴けばすぐわかります)。上映は正午ではなくて午後1時からです。お間違えなく。

……上映は11月21日(土)13:00から。

次回は「肉体の悪魔

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