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苗場山 山小屋泊登山 その6 下山

2022-07-21 | ゆる山登山・ハイキング
途中でロープがあったり
両手をつかないと降りられないような岩があったり
の急な下り道ですが、
よく昨日ここを登れたものだ、という感慨の方が大きい。

途中開けたところから見える神楽ヶ峰への稜線が
暗い思いにさせる。。。
でもそれは一瞬のことで、
目の前の一歩にまた夢中になる。
そうやって気づかないうちに
長い道のりを踏破できるんだろうなあ。
振り返るといつのまにか道ができているように。

急所を抜けると
今日は下りながらでも花を撮る余裕があります。
意気揚々と下りる様子を
先にいる小板橋ガイドが写してくれました。







Photo by 好日山荘おとな女子登山部





オニアザミ


苗場山ありがとう。
また来るかどうかは分からない〜



シモツケソウ


山と山の間、鞍部というわけですね。


ホタルブクロ






さて、神楽ヶ峰までの登り返し
息絶え絶えで頑張る。
狭い登山道の両側にコイワカガミが可愛らしく
次々と咲いているのですが
撮る元気なし。
でも可憐な姿がとても心に残りました。

生き生きとした山の植物が細い登山道の両脇に続く。
まるで植栽したようなバランスのナチュラルガーデン。
山の植物は肥料をもらうわけでも水を毎日もらうわけでもない。
それでも自分にぴったりの場所に根を張り
毎年可憐な花を咲かせる。
決して派手ではないのに心に残る。
そんな姿に猫額庭もなればいいと思う。
山のお花畑は良いお手本です。

と、そんなことを考えながら、必死で登る。
まずは雷清水までと、思い頑張る。
冷たい水を汲んで一息つく。
次は神楽ヶ峰、その先はずっと下りです。

しばらくすると雨がポツリ。
レインウェアの上だけ慌てて着込みます。
ザックにレインカバーも。
レインウェアを着るタイミングは重要で
そのあとザーっと強い雨になりました。

みるみる登山道は小川に変身。


Photo by 好日山荘おとな女子登山部


Photo by 好日山荘おとな女子登山部


最初は選んでいた足元も途中から気にせず
もう川の中をざぶざぶ下りる感じ。
なんだかハイになって楽しかった。
レインウェアのズボンを履かなかったので
下半身はずぶ濡れになりました。
帰りに寄る温泉道具(着替えとサンダル)は
バスに置いてあるので安心。

具合が悪くなった方を待つこともあったので
予定より1時間遅れて下山。
温泉にも入ってさっぱり。
川越着は18時。
反省事項はノートに書きます。

次の山小屋泊はもう月末に控えています。
苗場山の景観が少しでもいかせますように。

YAMAPより。
頂上前の難所がよくわかりますね。



木曜になってやっと筋肉痛が和らぎました(^◇^;)






苗場山 山小屋泊登山 その5 天空の楽園

2022-07-21 | ゆる山登山・ハイキング
高層湿原とは高い場所にある湿原、という意味ではなく
枯死した植物が腐らずに残る泥炭の堆積具合の違い」だそうです。
いずれ、尾瀬もこの苗場の湿原も草原に変わってしまうそうです。

苗場山は第Ⅳ期の噴出物によって9合目から山頂までは平らな地形が続いています。そこには約700haの高層湿原が広がっていて約3000箇所の池塘が点在しています。堆積物の調査からこの池塘は、約7000年前から形成されたもので、その背景には多雪化があったと考えられています。
苗場山麓ジオパークより

もともと、苗場山に来たかったのは、この高層湿原に惹かれたから。
生きているうちにこの湿原に会えてよかった。
となると、釧路湿原にも行ってみたいかな。

雲海と一緒に記念撮影
左側の雲が切れてるあたりが谷川岳だそうです。


Photo by 好日山荘おとな女子登山部

小板橋ガイドについて昨日とは逆方向に散策開始

Photo by 好日山荘おとな女子登山部

Photo by 好日山荘おとな女子登山部

空の青と雲の白
雲海
草の緑
池塘に映った空


何もかもが美しくて
ついついこの世のものとは思えなくなる。
天国みたい、と思わず呟く人も。



 







昨夜あの泊まった山小屋
空の青のグラデーションが素敵



Photo by 好日山荘おとな女子登山部





ワタスゲがふわふわに乾いているところには
とうとう会えませんでした。











チングルマは散った後も可愛いね



Photo by 好日山荘おとな女子登山部

雪だ!




絶対に転ばないようにしよう!


この先にも道も山も続いているんですね。



7:32
ここで引き返します。




Photo by 好日山荘おとな女子登山部

ここまで下ってきたのですが
当然上って戻るわけで、息が切れるわけで…
この後の道中のことを考えると少し気分が沈みます。


Photo by 好日山荘おとな女子登山部

8時過ぎ
山小屋に戻ってトイレを済ませザックを背負って
いざ!その前に小板橋ガイドにお願いして
岩塩を分けていただきました。
塩を舐め舐め、頑張るぞー!!
これからはいつも携帯します。


重いザックを背負うと少し気まで重くなる…
この先の厳しい下りと登りを考えると。。。
いつまでもここにいたい、
という気持ちの表れかもしれません。


Photo by 好日山荘おとな女子登山部


Photo by 好日山荘おとな女子登山部

Photo by 好日山荘おとな女子登山部

Photo by 好日山荘おとな女子登山部

Photo by 好日山荘おとな女子登山部

Photo by 好日山荘おとな女子登山部


自分の足で登ったものだけが感じることのできる
景色、空気、鳥の囀り、風の音、花の癒し、達成感
どんなにきつくてもその苦行を忘れてしまう。
そんな景色に出会えてよかった。
天気が良くてよかった。
登ってきてよかった。


次こそゴール!
下山するまでが登山です。

苗場山 山小屋泊登山 その4 山小屋の朝

2022-07-21 | ゆる山登山・ハイキング
なかなか寝付けず、目が覚めたと思ってもまだ23時
周りがおとな女子ばかりのせいか皆さん静かで
騒音で眠れない、ということではありませんでした。
ただ寝苦しくて狭いインナーシーツの中でモゾモゾ
朝方は少し眠れたようで、スッキリ目が覚める。

まだ暗い中、4時玄関に集合。
買って以来初めてヘッドライト装着しました。\(^-^)/

明け方のワクワクと
足元の木道が昨夜の雨で滑りそうなのでドキドキ


Photo by 好日山荘おとな女子登山部

昨日、登山道からちょうど湿原に上がって来た場所で
ご来光を待ちます。
で、ここではたと気がつく。スマホがない😱
なんてこったい…


Photo by 好日山荘おとな女子登山部

残念ながらモルゲンロートは見られませんでした。
雨が降らなかっただけまし! 
散策できることの幸せ!!!


Photo by 好日山荘おとな女子登山部


Photo by 好日山荘おとな女子登山部

Photo by 好日山荘おとな女子登山部


サコッシュに入れた覚えはあるけど
途中で落としたのだろうか、とドキドキ
でも帰ったら布団の上に落ちてました(^◇^;)

朝ごはんは6時からなので1時間以上余裕がある。
荷物整理したり、同室のおとな女子と情報交換したり、
ゆったりとした朝の時間
水を買いに外の自動販売機に行ったついでに
1人で少し散策

5:33


























紺色の手拭い、記念に買いました。



食堂に貼ってあった苗場山の山野草写真



季節外れのもの以外は、ほとんど会えました!!!
いい時期に登れてラッキー(^-^)v



6時 朝食
夕ご飯も朝ごはんもセルフで
食べたいだけ選べるの嬉しいですね。



Photo by 好日山荘おとな女子登山部

ご馳走様でした!!!
美味しかった〜

7時集合
荷物を食堂に置かせてもらって散策出発

まずは記念撮影

Photo by 好日山荘おとな女子登山部

こちらでも。
青空が素晴らしすぎる〜


Photo by 好日山荘おとな女子登山部

感謝!!!

雲海



太陽



ここから本格的な湿原散策
また長くなったのでここまで


Photo by 好日山荘おとな女子登山部


木道は湿原に続く

苗場山 山小屋泊登山 その3

2022-07-21 | ゆる山登山・ハイキング
16:20
広大な湿原が目の前にいきなり現れる。
やったー!
もう登らなくていい!

それにしてもここ山頂なの?
美しい広い湿原に今までの苦労は忘れるのでした。







池塘も沢山。
風景も素晴らしく美しいのですが
後で散策するだろうからと、
とりあえず眺めること優先で写真撮影は程々にしました。





Photo by 好日山荘おとな女子登山部





しまう前にサッと入れて歩けるのがいいですね。
やっと本来の使い道ができました。



苗場山山頂2,145m


まあそれなりに頑張りましたね。



苗場山山頂ヒュッテ
到着が16:45
雨が降って来たので散策は無し。
部屋で着替えたり荷物整理したり
各々のんびり過ごします。
天気予報が悪かったのでキャンセルが出たらしく
6人部屋を3人でゆったり使わせてもらいました。




Photo by 好日山荘おとな女子登山部

18時
お代わり自由のカレーライス
美味しかった!!!


好日山荘のインスタより
モザイクは私がかけました。



雨で楽しみにしていた夕焼け鑑賞、星空鑑賞は中止に。
日中晴れたのですから贅沢は言えません。

インナーシーツ誰のが1番コンパクトで軽いか選手権
優勝は流石の小板橋ガイドでした。
その後懐かしの「新日本紀行セレクト」の
昭和46年放送「雪と狩人の谷」をみんなで鑑賞
麓にある秋川郷の映像でした。
なかなか感慨深い内容でした。

男性もいたのでしょうけどほとんど見かけず
女子大半の山小屋、昭和46年から比べると
時代は変わりましたね。



20時消灯
朝3時起きで登山の後でしたから
へとへとですぐ寝られるはず…
でしたが、なかなか寝付けず、寝苦しい一夜でした。

モルゲンロート鑑賞会のため
希望者は翌朝4時集合です。
続く。