団塊の世代に旅行中、乗用車などで寝泊りする“車中泊”旅行が広がっているようです。
宿泊予約なしで出発できるのが魅力で、幹線道路沿いに広い駐車場を整備した道の駅が増え、車中泊のノウハウがインターネットで紹介されていることなどが後押ししているとのこと。
車中泊は私も大得意でした。
学生の頃、時給500円のバイトでコツコツと貯金をし、3年生のときでしたか、初めて自分の車を買いました。
今でもはっきり覚えています・・・
当時、今井美紀さんが宣伝していた“トゥデイ”という軽自動車でした。
なんだかいきなり大人になった気分で、時間さえあれば遠出をしていました。
あるゴールデンウィークは、宮城県から山形県に抜けて旅行をしようと、山越えのルートを進んでいったところ、道を完全に覆う雪に行く手を阻まれて、旅行を断念せざる終えなかったり、深夜のアルバイトが終わってからでも次の日が休みであれば、そのまま福島の友だちのところまで遊びに行ったりしていました。
そんな時は、必ず後部座席に毛布を積み込んで、眠くなったらいつでも仮眠ができるようにしていました。
仮眠が過ぎて、辺りが明るくなることもよくあり、近くの温泉か健康ランドなどで風呂に入り、再びハンドルを握り、目的地までもりもり運転していったものです。
あの頃は、体力と時間だけはたっぷりとありました。
またあの頃のように冒険みたいな車中泊旅行をしたと思いますが、体力と時間は間違いなく縮こまってしまいました・・・
60代、70代になったときのお楽しみかな・・・
車中泊旅行が広がりを見せる中、マナーも問題となっているようです。
道の駅によっては、“車中泊は推奨しません”と看板に明記してあったり、アイドリングや調理炊事、衣類などの天日干しなどを禁止行為としてあげているところもあるそうです。
車中泊旅行者には、近隣住民やパーキング管理者及び利用者に、迷惑とならない気持ちの良い旅行を楽しんで欲しいと願います。