奇跡への絆

図師ひろき

雑感291

2012年05月08日 23時41分14秒 | Weblog


 先日、福岡出張に行ったとき、宿泊先の近くに屋台が出ていたので、久しぶりに行って見ました。

 おでんと焼き鳥を食べながら、店長を世間話をさせてもらいましたが、そのとき

 「福岡市の規制で、この屋台も私の代で閉店となるかもしれないんですよ・・・」

 出張や観光できている県外者にとっては、屋台の活気や風情は魅力的に映りますが、地元自治体には衛生面や強引な客引きを規制する責務があるという現実を教えられました。

 “宮崎にも屋台があってよさそうなのに・・・”

 と安易に考えたりもしていましたが、そんなに簡単な問題ではないようです・・・

 福岡市では、繁華街などで営業する屋台の将来像を検討する“屋台との共生のあり方研究会”が発足しており、原則一代限りとしている現行規制の撤廃や公募による新規参入制度の導入などを盛り込んだ提言を、市長に対し提出したそうです。

 また“屋台条例”を制定し、すべての屋台業者がルールを守り、地域貢献の取り組みをするなど観光行政との連携をさらに強化したい内容が提示されているようです。

 個人的には、屋台の雰囲気は大好きなので、宮崎では味わえない屋台の楽しみを福岡では残して欲しいと思います。

 キャンプのバーベキューも普通の焼肉よりも美味しいし、同じおにぎりでも海や山で食べると格別になるように、やっぱり屋台のラーメンやおでんに焼き鳥は・・・考えるだけでもお腹が空いてきます・・・

 何よりカウンター越しに、語り合える距離が美味しさをアップさせているのだと思います。

 また福岡出張の時には、屋台ののれんをくぐりたいと思いますが、その時までに屋台との共生のあり方研究会の提言が、福岡市に受け入れられ新たな屋台文化の礎ができているといいなぁと思います。