“プレーパーク”という場所を知っていますか?
これは公園などを利用して、地域住民がスタッフとなり時間限定で、ロープや工具などを準備し、それらを使い子どもたちと一緒に遊ぶ場所のことです。
全国的には300を超える団体がプレーパークの運営を手がけ、プレーワーカーの養成をするための講座も各地で開かれているようです。
もともとは今から70年ほど前、デンマークの造園業者が廃材で遊び場を作ったのが始まりのようでヨーロッパでは、ポピュラーな公園利用の形態となっているとのこと。
私がこの記事を読んだときに感じたことは・・・
“小さい頃は、ガキ大将がいて、山や川で遊ぶ時には、まず見本を見せてくれて、それを一生懸命に真似することで、遊び方を覚えていたものだがな・・・”
そしてその覚えたことを自分より小さい子どもたちに偉そうに教えていたことを今でも覚えています。
“今では公園で遊ぶにも子どもたちだけではなく、地域住民が付いているようになったのか・・・”
“地域で子どもを守り、育てることには通じるけれど、子どもたちの世界は子どもたちだけのものであって欲しい・・・”
とも感じました。
小さい頃は、必ず「基地」がありました。
時には、木の上であったり、捨てられている土管の中だったり、橋の下であったり・・・
その基地には必ず友だとの秘密があり、大切なものを隠したり、基地でしか話せないこともあり、放課後や休みの日には基地を中心に暗くなるまで遊んでいたものです。
今の子どもたちに「基地」を持っている子はどれほどいるのでしょうか?
木登りの仕方や道具を使った遊びなどはマニュアルなどはあるはずもなく、少々危なくても、けがをしながらでも、遊びの可能性は無限大に広がりますが、プレーワーカーはどこまで見守り、どこまで導いていけるのか・・・
限られた公園の中だけではなく、もっと大自然の中や、街中でも子どもたちしか知らないような秘密の隠れ場所、いわゆる「基地」を一緒に探し、楽しむような遊びも教えて欲しいと思います。
これから本格的な夏です。
現代のガキ大将たちよ!大自然の中で大いに遊ぼう!!