奇跡への絆

図師ひろき

前のめり

2012年05月23日 22時45分57秒 | Weblog

 
 画期的な取り組みです!

 木城町議会が議会報告会を開催されました。

 他の議会でも単発や有志だけで開催される報告会はありますが、木城町議会の報告会は、10名全議員が参加し、5名ずつの2班に別れ、町内8会場を4日間に渡り報告会をされたのです。

 私も今まで、単独や仲間たちと議会報告会を開催してきましたが、その準備と当日の質疑応答の大変さを知っていますので、この開催内容には心からの敬意を表したいと思います。

 議員全員で取り組まれたことと議会自ら地域に足を運び、地域住民との質疑応答をすることには並々ならぬ苦労があったことと思います。

 その勇姿を見させてもらうために2日間追っかけをさせてもらいました。

  

   

 議会運営委員会、常任委員会などの活動報告の後、議会及び町政に対する意見交換が始まりました。

 「保育所の移転について、用地取得価格は適正だったのか!」

 「農産品の加工施設を拡充すべきではないか!」

 「議員の定数をもっと減らしてもいいのではないか!」

 「定住促進策の効果は!」

 「町税の未納金対策があまいのでは!」

 「介護保険の運用状況は大丈夫か!」

 などなど堰を切ったような質問が、各議員に注ぎ込まれました。

 もちろん執行権を持たない議会としては、その場で即答できる内容は少なく、丁寧な答弁をされつつも、住民が納得する質疑応答に至らない場面も見受けられました。

 それでも

 「そのご意見はしっかり持ち帰り、議会内で整理した上で、執行部に伝えます。」

 「今の件につきましては、調査した上で後日連絡させていただきます。」

 
 などまさに顔の見えるやり取りがそこにありました。

 何より、その誠意あふれる姿勢は必ず住民に浸透していくと私は確信しました。

 国をはじめ、政治と住民の間に、今最も欠けているものは信頼関係です。

 それを取り戻すためには、あたり障りない行政運営ではなく、ぶつかっても頓挫してでも住民と共に作り上げていくという姿勢です。

 木城町議会の前のめりな姿勢を私も見習わせていただきます!