先日、高鍋町もくせい会総会に参加させてもらいました。
このもくせい会は、精神障がい者の福祉向上を図り、家族及び社会を明るくすることを目的とし、この目的を達成するため次の事業を行うこととされています。
〇精神保健に関する知識の普及啓発を行うこと。
〇精神障がい者の家族相互の交流を図ること。
〇関係機関との連絡調整を行うこと。
〇その他、この会の目的達成に必要な事業を行うこと。
大きく分けて、精神障がい者の家族会には2つあります。
各医療機関ごとに組織される病院家族会。
そして各自治体ごとに組織される地域家族会です。
もくせい会は後者にあたり、私は5年ほど前から賛助会員にならせてもらっています。
というのも私が古賀総合病院に勤務しているとき、病院家族会の担当をしており、地域家族会の方々と共に研修会などを開催したり、九州各県の家族会の方々と交流するため、私が引率して県外研修などに出向いていた頃があり、その時もくせい会の方の目に留まっていたようで
「児湯の県議になったんだから、もくせい会の手伝いをしてくれんかねぇ?」
「ハイ、分かりました!」
二つ返事で入会させていただきました。
私が家族会を担当させてもらっていたのは、もう10年以上前ですが、その頃は古賀総合病院だけでも会員は80名以上いらっしゃいました。
現在、もくせい会の会員は5名。賛助会員が9名です。
今でも、精神科の初診は、どの医療機関でも1~2ヶ月待ちの状態で、たとえ症状が安定していても、当事者の将来に不安を抱えている家族の方は、かなりの数いらっしゃると思います。
また家族の方々でしか分かり合えない辛さや苦労も必ずあり、語り合うこと集うことだけでも癒される時間が創れることは間違いないのですが、家族会は高齢化が進み、地域への発信力も低下しています。
精神障がい者の福祉サービスは、身体及び知的障がいの方々よりも数段立ち遅れているところがあります。
当事者はもちろんですが、家族も力を合わせて精神障がい者のノーマライゼーション実現のためにも、大きな声を行政に届けていく必要があります。
なんとか私もその声の代弁者として、地域活動を続けていきますので、もし関心があられる方は気軽にもくせい会に参加されてみませんか?
賛助会員は、この会の趣旨に賛同する方であればどなたでも入会できます。
問合せ先は、高鍋町役場健康づくりセンター 0983-23-2323 です。
集い語らうだけでも、声は力となります!