ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

八幡町をゆく(3) 亀の井堰と亀の井用水の受益地域

2024-05-23 08:43:49 | 加古川市八幡町をゆく

 

 

       八幡町をゆく 亀の井堰と亀の井用水 

  国包は上荘町ですがここでは八幡町として話を住めます。
 国包は、5日も日照が続くと、ツルベで朝夕灌漑をしなければならず、他の村から嫁入りが嫌われていたといいます。
 そんな窮状を救うため、文化13年(1816)、畑平左衛門が美嚢川(みのがわ・三木市)が加古川に出る手前から取水するための堰をつくりました。
 この用水は、国包村、船町それに宗佐村の畑地(図の赤く塗りつぶした場所)を潤し、水田化するためのものでした。
 井堰の構造が割石を亀の背中のように丸く積み上げたことから、堰は「亀の井堰」、用水は「亀の井用水」と呼ばれるようになりました。
現在、石組みはなくなり、写真のようなコンクリートの堰に変わっています。
 取水方法も、「水がいる時期に風船が膨らみ川をせき止め水をためる」ように変わりました。
 田畑に水が必要な田植え時期や、今の時期にゴム風船を膨らませたような堰を見ることができます。お出かけください。
 *写真と図:亀の井堰と亀の井用水の受益地域(赤く塗った所)

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