神野町をゆく(19) 神野小学校(10)・小学校の写真集(8)
奉安殿の設置(昭和8年)
見にくくて申し訳ありません。
写真の右端に神野小学校の奉安殿見つけてください。
奉安殿は、学校に配布された「御真影(ごしんえい)」(天皇や皇后の写真)や教育勅語などを安置する建物です。
御真影や教育勅語は、1890年(明治23)に始まりますが、その後しだいに増加するとともに、その管理規定も厳重となり、管理の不行き届きは学校長などの重大な責任問題とされるになりました。
学校の火事に際して「御真影」を守って焼死する校長などが相次ぐなかで、校舎から離れた地点に堅固な奉安殿を建設し、「御真影」などを安置することが大正期から始まりました。
神野小学校の場合、昭和8年2月11日に小学校の奉安殿の建設のための地鎮祭をしています。
2月11日は、「紀元節」(現在の「建国記念の日」)でした。
子どもたちは元気でした
もう一枚は、関連奉安殿と関連のない写真ですが、昭和10年ごろの写真です。水やり当番でしょうか。子供たちは、いつも元気で明かるいですね。
時代の重苦しさは感じられません。