ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

ひろかずの日記(24) GM(遺伝子組み換え作物)

2017-05-22 06:20:48 | 経済

 ある新聞の論説委員は次のようなショックな記事を書いています。

 私も毎日安価な発泡酒の愛飲者の一人です。これは大変です。

 退職の身では、簡単に替えることができません。

   〈GM(遺伝子組み換え作物)〉

 長年晩酌で朝しんできた発泡酒をやめて、別の物に変えた。

 きっかけは、原料がこっそり遺伝子組み換え作物(GM)に替えられていることを知ったためだ。

 「なぜ?」と調べていくとアメリカ社会の変化にたどりついた。

 消費者から「NO」を示されて行きばを失うGMが、食品表示ルールの緩い日本に流れこむ状況が見えてくる。

 食料輸入国の食べも物は、輸出する国の状況に大きく左右される。 

 悲しいかな日本の食の状況を理解するには、まずアメリカで起きていることを知らねばならない。

 「遭伝子組み換えルーレット、私たちの生命のギャンブル」は、GM作物の壮大な実験場とGM作物の壮大な実験場といなっているアメリカの農と食の現状を伝える映画だ。

 除草剤でも枯れない大豆や害虫を殺すトウモロコシの本格栽培が約20年前に始まったが、除草剤耐性持つに至った「スーパー雑種」が全米に広がり、何倍もの農薬を使わざるを得なくなってきている。

 病気と関連性を指摘する研究も増えている。

 腸や腎臓の疾患、がん、自閉症や認知症、アルツハイマーなど多くの病気が1990年代後半から増え続けているためだ。

 消費者と企業のニースを受けて非GM作物や有機農産物が増産されているが足りないという。・・・以下省略・・・

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ひろかずの日記(23) 記録をつけること

2017-05-21 09:26:59 | 風景

   記録をつけること(1)

 今日も(私の)散歩のことです。

 下の表のように5月13日より、散歩の記録をとっています。

 目標「一日、5000歩」は達成することができました。

 少し頑張りすぎです。

 いまのところ、はっきりとした効果があるとは言えません。

 寝つきがよいことぐらいです。

 2~3ヶ月この調子が続けば、何らかの効果があると信じて続けることにします。

 記録を取ることは励みになります。(その日を思い出すために、一言書き添えています)

 今日は、朝から町内の溝掃除をしてきました。すでに、2500歩を超えました。

 近所の方といっぱいお話をしてきました。

     今週の散歩記録

       5月13日(土)  8033   退職者の会

    14日(日)  5010   母の日

    15日(月)  7382   P喫茶店まで

    16日(火)  7100   平荘湖散歩

    17日(水)  5115   西井口学習会(工楽松右衛門)

     18日(木)  13050  平荘湖一周の散歩

          19日(金)   8020     権現ダム

          20日(土)   6220  今福探検(サラと一緒に)

 

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ひろかずの日記(22) 散歩の目標は一日5000㍍

2017-05-20 08:18:44 | 風景

 

    とりあえず、散歩の目標は一日5000

 今まで、腰痛はあったがあまり気にしませんでした。

 もちろん運動不足の自覚はありました。

 それがなんとしたことか、今月に入って、なんとも体がだるい日が続いたのです。

 医者に行くほどでもありません。原因は運動不足に相違ありません。

 そのため、先日宣言したように、生活習慣(病)の改造をすることにしました。

 「どんなことがあっても、当面一日に5000歩を歩く」ということを最優先に置きました。

 さっそく、少し高価な万歩計(2500円)を買い歩いています。

 17日は、調子に乗り平荘湖を一周してしまいました。

 何のことはありません。半分歩いたら戻ってこなくてはならないからです。

 その結果、10.000歩以上歩いてしまったのです。

 これもまた困ります。こんなことをしていたら続きません。

 今のところ、途中で休みますが5000歩の目標は達成しています。

 昨夜、散歩が続くように、コースを20ほど作りました。

 雨の日は、新幹線の下のコースにします。雨があたりませんので・・・

 今のところ、寝つきが若干よくなっています。

 5000歩の目標達成させるために、手段を選びません。

 途中、喫茶店を見つけると立ち寄ることにしています。

 そのため、読みかけの文庫本をリュックに入れています。

 本が読めて、5000歩を達成した日は、得した気分です。新しい発見です。

 *写真:平荘湖の散歩で見つけたウラジロとその新芽

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ひろかずの日記(21) 将棋・加古川清流戦

2017-05-19 10:23:15 | 加古川市・高砂市・稲美町・播磨町

 

     将棋・加古川清流戦

 今日の文は「ひろかずの日記」ではありません。100%神戸新聞からのパクリです。

 嬉しいですね。記事にあるように、久しぶりに「加古川」を売り出すニュースになりました。

  記録として、転載しておきます。

*写真も神戸新聞からの転載です。

    藤井四段の活躍で高い注目度 将棋・加古川清流戦

 将棋の「第7期加古川青流戦」は、例年以上の注目度で幕を開けた。18日に関西将棋会館(大阪市福島区)であった開幕戦に、最年少プロ棋士として話題の藤井聡太四段(14)が登場。デビュー後の連勝記録を「18」に伸ばした中学生棋士の活躍を追おうと、会場には報道陣約20社が詰め掛けた。

 藤井四段は竹内雄悟四段(29)と対局。テレビ局や新聞社などのカメラ計20台以上に囲まれる中、岡田康裕加古川市長の振り駒で後手となった。序盤は積極的に仕掛けながら、次第に押し返されて劣勢に。秒読みとなった終盤は「かなり際どいと思った」というものの、冷静に巻き返して120手で制した。

 控室で見守った加古川市ゆかりの棋士たちからは、感嘆の声が上がった。名人戦に挑戦中の稲葉陽八段は「相手に楽をさせない指し方。終盤の落ち着きはさすがだった。自信を持って指せているのでは」。井上慶太九段も「バランスの取れた緩急自在の指し回しが光った。相手の攻めを巧みにかわして勝利した。中学生、新人らしからぬ強さ」とたたえた。

 日本将棋連盟の関係者によると、この日の報道陣の数は「タイトル戦でもなかなかない多さ」。2011年に始まった加古川青流戦にとって格好のPRとなり、岡田市長は「大会を続けていくと、こうしていろんな話題性も出てくる」と喜んでいた。(伊丹昭史)

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ひろかずの日記(20) じか~ん

2017-05-18 11:05:53 | 家族

    

   時  間

 先週から気合を入れて散歩をしています。

 そのためか、夜はよく眠れます。

 でも、仕事を頼まれたときなどは、やはり気になるのか、ゆっくりできません。

 昨日、内容は秘密ですが、その仕事も終わりました。

 帰ってきたのは9時をまわっていました。

 ビールを飲みました。ウマイ!

 阪神は、またまた勝ちました。

 おかげで、けさは気分爽快です。

 朝食は、狭いながらも庭のテーブルで食べました。

 木漏れ日があります。

 テーブルの横では、なんとも言えない色のバラが咲いています。

 退職後とはいえ、こんなふうに毎日を過ごしておれば、きっとボケるのが早いでしょうね。

 昼から自動車さんで修理をしてもらいます。

 その後、平荘湖を休みやすみしながら散歩をします。

 こんな日もたまにはいいでしょう。

 庭のバラの写真を入れておきます。

 この色は文字で表現できませんので・・・・

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ひろかずの日記(19)  愚説「日本人の考え」

2017-05-17 08:04:19 | 風景

      愚説「日本人の考え」

 空を眺めていたら、たわいもない考えが浮かびました。でも、「大発見かも知れない」とひそかに思ったりもします。

 日本の空は、外国(今、アメリカ・ヨーロッパ・オセアニアを念頭においていますが他意はありません)と比べて低く感じます。

晴れた日も湿気のためか、白っぽい。抜けるような、あの青い、高い空が少ないのです。

 ずうっと、低い空の下で日本人は生活を繰り返してきました。日本人の意識に影響を与えない道理がないはずです。

 日本人の気質は島国根性とよくいいますが、低い空の下で生活してきた影響の方が大きいのではないでしょうか。

日本の町は、平野にあっても、すぐに山で閉ざされています。

 周囲を山で閉ざされ、上を低い空で押さえた缶詰のような世界で、生活を繰り返してきたのが日本人では、なかったのでしょうか。

 そこから生じる思考は想像以上に、細やかな、内向きの感情を育んだのかもせんしれません。

 空が大きければ、相対的に地上の風景は小さくなります。先月、マウント・イーデンの丘(ニュージランドのオークランド市)から市街を眺めたときにそれをかんがえました。

反対に空が低いと、地上の風景が大きく見え、近くの事柄に感心が向きがちです。悪くすると外に対して無関心と排斥の感情を育てやすいのではないでしょうか。

 近頃、とくに日本人の(プチ)ナショナリズムが気になります。日本人は、いま、そんな「縮思考」が許される時代に住んでいません。

 この思考回路の一因は「空」にあるのかもしれないと考えました。愚説です。

 *この文は10年ほど前に書いたものです。

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ひろかずの日記(18) 新しい風景

2017-05-16 06:51:23 | 風景

 

    新しい風景

 昨年の秋のころから自宅の周辺は激変しています。

 水田と畑ばかりでしたが、100%、一斉に宅地に変わりました。

 地区の農家の方が、そろって高齢化して後継ぎがないのですから、仕方ないかも・・・

 50軒ほどの新しい町が出現する予定です。今、7軒が完成し2軒が建設中です。

 今年は、新しい風景元年です。

 いつもなら、それなりの季節感があったのですが、なくなりそうです。

 

 新しい宅地と、自宅の間には溝があります。農業用水です。

 小さな農業用水です。普段は水が流れていませんが、この時期は水田のための水が流れてきます。

 気が付かなかったのですが、日曜日あたりから水が流れてきました。

 「田植えが近いんですね・・・」

 水田は消えたのですが、季節のカレンダーは動いています。

 まもなく「ケリ」が鳴き始めるはずです。昨年までは、あの鋭い声を聞きました。

 今年は、ケリの声は聴くこともないでしょうね。

 カエルの鳴き声もないでしょう。

 当たり前だった風景が消えるのは、少し寂しい気もします。

 

 先週、新しく隣家になる人が建設中の自宅を見学に来られていました。

 「いいですね。新しい家は・・・」「これからお隣さんですね、よろしくお願いします・・・」

 こんな、たわいもないお話をしました。何かいいこともありそうです。

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ひろかずの日記(17) 新聞「地域版」の役割

2017-05-15 09:52:54 | 余話として

    新聞「地域版」の役割

 加古川市が大好きです。

 ここ10年ぐらい「ひろかずのブログ」を書いてきたせいかもしれません。

 とにかく他の地域よりたくさん知っていることが多いことが、その理由です。

 

 今日は、ブログのことではなく、(神戸)新聞の地域版のことです。

 わたしは、今まで新聞は神戸新聞以外を購読したことはないんです。

 というのは「東播版」がおもしろいからです。

 朝、新聞は「東播版」から読み始めます。

 知った地域(町)・人が必ず出てくるからです。

 昨日(14日)もかつての職場の同僚Yさんの活躍が大きく掲載されていました。

 「元気にがんばっているな・・・」と嬉しくなりました。

 最近は、地域の結びつきが希薄になったと言われますが、私はそう感じてはいません。

 確かに、子どものころと比較して、地域の密度は、弱くなっているようです。

 反対に、結びつきの清々しさも感じます。

 でも、地域に対して無関心になってはだめです。無関心は地域を劣化させます。

 新聞の地域版が、住民の結びつきに果たす役割は、ますます大きくなっています。

 ほかに、結びつける手段が少ないのです。

 願うなら、もう少し読者とのフィードバックを考えてほしいですね。

 神戸新聞の宣伝マンではありません。悪しからず。

 

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ひろかずの日記(16) 散歩をはじめます 

2017-05-14 08:11:45 | できごと

      散歩をはじめました

 一大決心をしました。

 最近の生活は、ブログ(このブログではなく、ひろかずブログ)を書くこと、が中心になっています。

 この習慣が、ここ10年すっかり定着しています。

 でも問題が発生しました。

 机に座ること、ベッドに寝ころぶことが多く、運動が決定的に不足しています。

 それに数年前から、腰痛が出てきました。

 そのため、よけいに運動を控えるようになりました。

 駄目です。

 幸い、美食にあまり固執しませんので糖尿は出ていないようですが、真剣に生活習慣病が心配なっています。

 そのために、生活中心を読書から散歩に変えることにしました。

 以前にも、決心し万歩計を買ったのですが、安物を買ったため正確な数字が出ませんでした。

 いつの間にか、なし崩しにこの決心は、崩れていました。

 そこで先日、少し高価な万歩計を買いました。

 さっそく、昨日から実践です。

 きのう13日(土)は、偶然にも歩く必要がり8033歩になりました。

 少し頑張りすぎました。

 当面、15000歩を目標にします。そして、雨の日は休むことにします。

 

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ひろかずの日記(15) 浜までは 海女も蓑着る しぐれかな

2017-05-13 08:55:26 | 加古川市・高砂市・稲美町・播磨町

   老人の生き方(3)

        浜までは 海女も蓑着る しぐれかな

 年をとると、人問が劣化することがすくなくない。いつごろからか、そう思うようになった。

 若いときから中年までは、りっぱな人であったのに、年をとってくると、欲が深くなる、猜疑(さいぎ)心はつよくなる。いうことなすこと、いちいちまわりを傷つけることが多くなる。人格も、体力によって支えられているのか、老いて体が弱ってくるにつれて、人格を支えていた力が崩れて、もっていたのであろう醜(みにく)いものが外にあらわれてくる。

 そのことを自身では気がつかないだけに老醜(ろうしゆう)はあわれである。

 昔から、そうであったに違いない。人々はその堕落(だらく)を怖れて、信仰に入った。出家はしないまでも、隠居して、まわりの人の迷惑にならないことを心がけた。

 いまは、宗教に救いを求めるのは難しい。自分の力で、崩れていくものをとりおさえて、できれば新しい徳をつむようにはできないものだろうか。老いの

入口にさしかかったとき、私はそんなことを考えた。

 そういうときに、たまたま、「浜までは海女も蓑着る時而かな」に出会った。

 啓示のように思われた。死ぬまでは、たとえわずかでも、前へ進めるだけは進もう。恥ずかしくないように、できれば、これまでより、いくらかでもましな人間になりたい。そうして、幸福な人生の中で生を終えたい。死はさけられないが、そこへ至るまではせいぜいいきいきと、美しく、明るく生きていきたい。

 

 『知的な老い方(外山滋比古著)』に瀧瓢水の句が紹介されていたので、お借りしてしまいました。自分の文章で書くべきなんですね。反省。

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ひろかずの日記(14) 俳人、瀧瓢水の生き方(2)

2017-05-12 09:18:57 | 加古川市・高砂市・稲美町・播磨町

      老人の生き方(2) 『知的な老い方(外山滋比古著』より

 (その2)前号の続きです。

 瓢水は、通称を叶屋(かのうや)新之丞、のち新右衛門と称した。播磨(はりま)の富商であった。

 千石船を七艘(そう)も有するほど栄えていたのを、瓢水の風流によって、産を失い、晩年はむしろ貧しかった。

 1684年生まれ、1762年没。享年79歳一九。

 生涯、無欲、無私の人で、逸話に富んでいる。

 (これらの逸話については、省かせていただきます)

  ・・・・

 「浜までは海女も蓑着る時雨かな」にまつわるエピソードはこうである。

 瓢水の評判をきいた旅の僧が、瓢水を訪ねてきた。ところが、そのときも、あいにく留守だった。

 どこへ行かれたのかという旅僧の問いに、家人が、風邪をこじらせたので、薬を買いに行ったと答えた。

 それをきいて、旅の僧は、「さすがの瓢水も、命が惜しくなられたか」ということばを残して立ち去った。

 帰ってその話をきいて瓢水の作ったのが、この浜までは海女も蓑着る時雨かなであるといわれる。

 薬を買いに行ってなにがわるいか、年をとってはいるが、いよいよ、となるまでは、わが身をいたわりたい、病気はなおしたい、という含意である。

 そうすると、この「浜」は、死ということにもなる。人間、死ぬまで、生きている限りはせいぜい身をいとい、よく生きることを心がけなくてはいけない。

 どうせもうこの年だから、どうでもよいといった、投げやりな考え方、生き方はおもしろくない。せいぜいつとめて、わが身を正すようにしたいものだ。

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ひろかずの日記(13) 老人の生き方(1)

2017-05-11 19:56:07 | 加古川市・高砂市・稲美町・播磨町

          俳人、瀧瓢水

 今日昼から本屋に出かけ、『知的な老い方(外山滋比古著)』(大和書房)を買いました。こんな題名の本を手にするようでは、少しやばい歳の証です。

 退職前の人はけっして買わない本だと思います。

 買った理由は歳のほかに、この本が瀧瓢水の俳句から書き始められていたからです。

 瓢水は、江戸時代の俳人で、現在の加古川市の別府町に生まれています。

 瓢水について、昨年少し凝って調べました。大阪で亡くなっています。

 瓢水の墓参りもしてきました。別府公民館でお話もしました。

 そんな関係で、外山氏の書かれた瓢水の文章を紹介したくなりました。

 *以下『知的な老い方(外山滋比古著)』(大和書房)からの引用です。紙面の都合で少し省いています。

    老人の生き方

 (その1)

 友人の哲学者が、関西のある小さな女子大学の学長をしていて、ある年、その大学の卒業式に私(外山)を招いた。

 カトリックの学校の卒業式はおごそかで、美しかった。

 学長が訓辞をした。なかなか難しいことをいうのは、哲学者だから、しかたがないか、と思ってきいていると、ひょっこり、(瓢水の句)「浜までは海女も蓑着る時雨かな」が出てきた。

 そのあとの訓辞は見ちがえるように鮮やかであった。

 ・・・

 海女はいずれ海に入るのである。時雨が降っていても、どうせ、濡れるのだから構うことはないとしてもよいところだが、さすがにたしなみは忘れないで、蓑を着ていく。その心を美しいと見た句であろう。

 人間は、なにかというと、“どうせ”ということをいって、甘える。

 たしなみを失い、努力を怠る。みっともないことを平気でする。いやしいものである。

 しっかりした生き方をするものは、ぎりぎり最後の最後まで、わが身をいとい、美しく、明るく生きることにつとめる。

 どうせ、年老いたのだから、年寄りだから、いまさら面倒なことはごめんこうむりたい。どうせ退職したのだから、これからは、悠々自適で余生をすごす、などという。その実は、なまけて、なり行きまかせに生きていこうというよくない心にふりまわされているのである。(no13)

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ひろかずの日記(12) 贅沢な3つの書斎

2017-05-11 11:36:58 | 余話として

     贅沢な3つの書斎

 電車などで出かけた時、読みかけの本を忘れていることが、よくあるんです。

 そんな時は、イライラします。

 「本が好きだったんだ・・・」思うようことがあります。

 本を読む場所が三か所あるんです。

 一つは、書斎です。60歳で退職しました。それを機会に家を建て替えました。

 細かい家の間取りなどは妻に任せましたが、書斎だけは、いちばん眺めの良い2階にしました。書架は、壁に埋め込んで備え付けにしました。

 二つ目の書斎は、古い家の一部を残し、物置にしていた部屋です。

 三つめは喫茶店です。

 あまり贅沢はしませんが、気分転換を兼ね喫茶店にはよく出かけます。3時ごろ、一人で行きます。お客さんが少ない時間です。

 それぞれ、役割が違います。

 二階の書斎は、本を読んだり調べ物をしたりします。

 デスクトップのPCが、でんと机上の中央にあります。

 二つ目の離れの書斎は、もっぱら本を読むためだけの部屋です。PCがないぶん集中できます。

 三つめは喫茶店です。読書しかできません。喫茶店では、読みたい本を持って出かけます。時間は、お客が少ない3時以降にしています。

 毎日、とにかく、どこかの書斎で過ごすこと多くなっています。

 退職者(年寄)の特権ですね。

 でも、運動不足です。疲れやすくなりました。すこし反省しなければ・・・(no12

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ひろかずの日記(11)  ハンドスピナー

2017-05-10 12:31:42 | 余話として

       ハンドスピナー

  これ(写真)は何だと思います。

 ハンドスピナーというらしいのです。

 ハンドスピナーとは、指で回転させて遊ぶ、ただそれだけのシンプルな玩具です。

 手裏剣(しゅりけん)のような見た目で、中心部を指で持って外周をはじくと、シューッと気持ちのいい音をたてて高速で回転します。

 中心部にはボールベアリングが使われており、うまくはじけば数分間にわたって回り続けることもあります。

 確かによくまわります。

 これが、今アメリカで爆発的に流行しているというからアマゾンで買ってみました。

 私も、ミーハーです。

 でも不思議です。

 アメリカ人は、これのどこがおもしろくて爆発的な人気になっているのかわかりません。

 今日一日使って、明日、孫(小学3年)にプレゼントします。

 喜ぶかな?・・・(no11)

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ひろかずの日記(10) またまた、タイガースが勝ちました

2017-05-10 11:08:19 | スポーツ

      またまた、タイガースが勝ちました

 昨夜、タイガースはまた勝ちました。それに2位に転落したカープがヤクルトに負けたためゲーム差が「2」に広がりました。

 これで6連勝。首位をがっちり固めそうな予感です。どうしたんでしょうね。

 先月のタイガースと今月のタイガースのメンバーは同じのはずです。

 投手の秋山は、昨年までの秋山と全く違います、別人です。

 違うのは、自信だけかもしれません。

 プロの選手ですから、みんな人並み外れた体力と技術をもっている選手ばかりです。

 その中でも、他の選手から抜き出ているのは、少しだけの練習の量と質の違いだけでしょう。ようは、練習にもとづく自信ですね。

 自信をもって阪神は、このまま走り続けてほしいものです。

 昨日は,ビールがうまかった。充実した時間でした。

 今朝、新聞でタイガースの試合の記事を2回読み直しました。

 

 午前10時半です。

 おそい、朝食をすませて、いま、ブログを打ち込んだところです。

 「ひろかずのブログ」では、「美濃部達吉と天皇機関説」を紹介しています。

 憲法学者の美濃部達吉さんが高砂市出身のためです。

 その参考に『天皇機関説事件(山崎雅弘)』(集英社新書)』を読んでいましたが、ちょうど読み終えたところです。

 野球も平和であるからこその楽しみです。今、世の中がきな臭くなっています。(no10

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