ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

河川敷の花(7) ヒメジョオン

2018-06-05 05:57:59 | 加古川河川敷の植物

     ヒメジョオン

 河川敷(加古川町稲屋付近)を散歩しました。

 白い花が一面に咲いています。

 一本や二本では、見過ごしてしまいそうな小さな白い花の群落です。

 遠くからは雪のようで、綺麗です。

 ヒメジョオン(写真)です。

 よく似た花にハルジョオンがあります。

 ハルジョオンの方が少し早く、いまの時期に満開になるのはヒメジョオンです。

 ハルジョオンは、少し薄い紅色が混じるので区別ができます。

   「五月(さつき)晴れ」は、旧暦の五月

 五月(さつき)は五月です。「何を言うんだ・・・」と叱られそうです。

 が、この当たりまえが曲者(くせもの)なんです。

 「五月晴れ」も、もともとは旧歴の五月で、今でいうと六月に当たります。

 本来、「五月晴れ」は、梅雨の合間の気持ちよく晴れた空を言った言葉です。

 もうすぐ、梅雨です。

 天気予報では「今日あたりから、雨の日が多くなる」と言っています。

 憂鬱な梅雨の時は、「五月晴れ」の頃に咲くヒメジョンを眺めましょうか。(no221

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河川敷の植物(6) ニワゼキショウ

2018-05-14 08:36:50 | 加古川河川敷の植物

 

        ニワゼキショウ

 ニワゼキショウは、小さな目立たない野草のため、あまり話題になりません。

 不思議なことに、私は小学校一年生ぐらいからこの野草の名前を知っていたと思います。不思議です。

 友達に教えてもらったのではありません。

 学校で勉強したのでもありません。

 きっと、母親から聞いていたのかもしれません。

 母が掃除でもしながらこの野草の名前を話してくれたのでしょう。

 いま、身の回りから、自然が遠くになりました。

 それに、大人たちは野草などにはあまり興味をもっておられないようです。忙しすぎるのです。

 三段論法です。

  ①  身の回りに自然がなくなりました。

  ②  忙しくて、野草などにあまり興味を持つことができません。

  ③  子どもに野草の話をかたれない。

 だから、子供は野草の名前を知らないんです。

 きのうは、母の日でした。

 母を思い出しながらそんなことを考えました。

      外来種でいっぱいの風景

 もう一つネットでニワゼキショウを調べてみると、次のような説明がありました。

 ・・・日本に普通みられるニワゼキショウは、アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する多型的な種である。

 明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものである。・・・

 

 子どものころから知っている植物は、ずっと昔から日本に当然のようにあったと思ってしまいます。

 ニワゼキショウは明治時代にアメリカからの植物が日本で野生化した植物のようです。

 現代の野山の風景は、こんな新しい植物がいっぱいなんでしょうね。(no199)

 

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河川敷の植物(5) ネモフィラ

2018-05-09 07:41:20 | 加古川河川敷の植物

    ネモフィラ

 近ごろ耳がめっぽう遠くなりました。少しペースが速い。

 でも、耳が遠くなるということは、いいこともあります。

 読書が増えました。

 本が読めることは筋がつながって理解できるということですから、頭の方がお花畑状態になるのは、もう少し時間があるようです。

 「しかし」なんです。その「ストーリーの細部が残っているか?」となると問題は別です。

 残らないですね。固有名詞などは、まるでダメです。

 

 小説などとともに、散歩を楽しんでいます。

 よく河川敷を歩きます。

 先日、正確に言うと加古川の東岸の堤の外側で河川敷ではないんですが、きれいな花がいっぱい咲いていました。

 その日偶然に、新聞でもその花が紹介されていました。

 園芸種ですが野生化しているようです。

 名前をネモフィラ(写真)と紹介されていました。

 コーヒーを飲みながら、一つ新しい花の名前を覚えることができて得をしたような気分でいました。前日、タイガースが勝って気分の良い朝でした。

 朝食の後、「今日はその花の場所まで行くか」と玄関を出た途端に、花の名前は思い出しません。

 30分ほどん散歩中、結局思い出しませんでした。

 帰ってきて新聞を探し再度「ネモフィラ」の名前を確認しました。

 五分ぐらいして、またまた「あの花の名前は・・」と思い出そうとしましたが、出てきません。

 最近、こんなことが続いています。今やっと覚えたつもりでいます。

 明日は、きっと忘れているでしょうね・・・(no194

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河川敷の植物(4) ムラサキカタバミ

2018-05-01 07:53:40 | 加古川河川敷の植物

 

             ムラサキカタバミ

 『日本の野草』(山と渓谷社)でムラサキカタバミ(写真)を、次のように説明しています。

 

  南アメリ力原牽の多年革。

  観賞用に栽培されていたものが、関東地方以西に広く野生化している。

  根もとにかたまってついた多数の小さなりん茎によってふえる。

  葉はすべて根もとからでて3小葉からなる。

  小菓はフチの近くに、まばらに毛がある。

  在来の力タバミよリ葉はずっと大きい花茎の先に、数個の花をつける。

  花は淡紅色で濃色のすじがある。

 

 「観賞用に栽培されていたものが野生化した」との説明があります。

 ムラサキカタバミは、元は観賞用というだけあって小さいながらきれいな花です。

 でも、一本だけであれば、ほかの植物に圧倒されて目立ちませんが、写真のようにまとまってあると目につきます。

 私が写真を撮っていると、お父さんと幼稚園児ぐらいの年の男の子が立ち止まって、そのようすを眺めていました。

 お父さんは「きれいいな花・・・」と子どもに言いながら眺めておられました。子どもは、たぶん印象に残っていないでしょうね。

 野の花は、触ったり少し手折ったりして遊んでこそ印象に残るものです。

 最近は、小学校ではビオトープがつくられていますが、そこではあそべませんよね。(no186

 

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河川敷の植物(3) シロツメクサ

2018-04-30 06:44:37 | 加古川河川敷の植物

 

   シロツメクサ

   〈ツメクサのトレビア(雑学):ツメクサは「詰め草」〉

 シロツメクサの名は、これを乾燥したものが、江戸時代にオランダから長崎に輸入されるガラス製品の梱包材として使われたので、白い「詰草」と名付けられました。

 名前の由来はっもともとカラス製品などの輸入品が割れないように柔らかい詰め物として使われた所からつけられた名前だそうです。

 アカツメグサおなじようにツメクサとして利用されたのでしょう。

 もっとも現在のツメクサは明治期に牧草として輸入されたものが、広く繁殖し野生化したものです。

  私の小学生の頃(昭和20年の後半)、女の子はシロツメグサで大きなネックレスをつくり遊んでいました。

 こんな、遊びもすっかりなくなりました。少し寂しいね。

  今、河原を散歩ください、一番得意顔でその姿を誇ぅているのがシロツメグサです。

 緑(草)の宇宙の星のようです。(no185)

 

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河川敷の植物(2) アカツメグサ

2018-04-29 07:58:35 | 加古川河川敷の植物

 

    アカツメグサ

 春になると野原は一斉に緑色に変身します。

 今年は、この冬から春への変身の具合は激変でした。一挙に加古川の土手は春になしました。

 加古川の土手は、春の前にきれいに刈り込みがなされており、緑は一斉に背丈の短い絨毯のようになりました。

 でも、少しだけ寂しいんです。

 自然の草花ですので、華やかさが少ないのです。

 加古川の河川敷の場合は、黄色いカラシナがひときわ目を引きますが、アカツメグサハの赤い花が河川敷では目立ぐらいです。

 ほんのりと赤い花が緑に混ざります。

 その近くに、シロツメグサが咲いているのですが白いため華やかさがあまり目立ちません。

 インターネットで調べてみました。

 

 アカツメグサはマメ科の多年草植物で、牧草としてヨーロッパから日本へ入って来ました。

 花色はピンク色からやや紫色で、ムラサキツメグサという別名があります。同じ仲間のシロツメグサと同じ三つ葉をしていて、花色を除けばよく似ていますが、こちらの方が草丈がかなり高くなり葉も大きいです。

 

 いまの時期河川敷で、ねころんでください。

 空が大きいですよ。

 人間が宇宙の中では小さく感じてしまいます。(no184

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河川敷の植物(1) 河原で野生化するヘアリーベッチ

2018-04-28 06:22:27 | 加古川河川敷の植物

 

   河原で野生化するヘアリーベッチ

 3・3年前でした。志方町の水田跡にカラスノエンドウに似ている草を見つけました。

 レンゲ畑状状態で咲いていたのです。明らかに植えられている植物です。

 調べてみると、鋤こむといい肥料になるヘアリーベッチという植物であることを知りました。

 その後、ヘアリーベッチを採用する農家も多いとのニュースにであいました。

 先週でした、加古川(東岸)の河川敷を散歩きました。

 野草化したヘアりーベッチがたくさん咲いているんです。

 もう一度インターネットで調べてみると、次のようです。


 ・・・春になったらよく見られるカラスノエンドウを大きくしたものだとイメージの緑肥。

 この緑肥が育っている時、不思議な現象に遭遇したんだ。

 それは、これから春になるというのに、ベッチ以外の草が全然生えてこないということ実際には生えてはいるんだけど、中々ベッチを超える草が現れなかったというのが正しい解釈だろう。


 ・・・・この説明を読んで考えました。

 ヘアリーベッチは生命力の強い植物みたいです。かつてキリンソウが、ものすごい勢いで広がり、今では秋の普通の景色となったことです。

 ヘアリーベッチも近い将来において日本の春の風景を征服してしまうかもしれません。

 害は、なさそうですが・・・(no183)

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