ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

余話:新札発行前史 渋沢栄一:「今市札」発行  

2024-07-03 10:09:29 | 余話として

     

   余話:新札発行前史 渋沢栄一、「今市札」発行   

今朝の新聞各紙は20年ぶりの新札の発行のニュースをつたえています。

 シリーズ「新井用水」連載をしていますが、今日は少しよりみちをし、幕末、高砂で新札(藩札)発行の前史があったことをお知らせしましょう。

      余話として、「渋沢栄一と今市村」

 後に大蔵官僚として大活躍する渋沢栄一は、幕末に一橋家に仕え、高砂市と関係を持ちました。

 渋沢栄一は、一橋家の経済を立て直すためにいろいろと手を打ちます。

 彼は、一橋家の財政立て直しのための一つに、播磨の特産品である木綿や菜種油に注目しました。

 姫路藩の木綿専売制は有名ですが、一橋家領でも木綿が織出され、印南郡北部や加古川下流の今市・中島・曽根の諸村には木綿仲買が存在していました。

 特に、今市村の木綿仲買は姫路藩領でも買取活助は姫路藩の専売削の阻害要因になるほどでした。(天領として木綿販売に姫路藩の専売制の方法で若干対立した点もあった)

 渋沢は、一橋家領の木綿は、姫路藩のようにまとめて大坂・江戸で売るなら価格も上昇するだろうと考えました。

 慶応元年(1865)に細工所村(加古川市東志方町)へ出張し、8月28日から1ヵ月間今市村に逗留して一橋産物会所(役所)の開設を準備しました。

 今市村に役所を置いたのは、資産家が多く、家屋や土蔵などの設備もあり、なにより水運が便利だったからです。

 実際に会所は今市村・鈴木長左衛門家の空家(あきや)が利用されました。

      今市札

 また、渋沢は売買の便利をはかるために木綿預手形(今市札)を発行しました。

 この木綿手形の背景には当時金相場が高騰して、正貨である幕府貨幣の流通が滞っていたという事情がありました。

 人々は正貨の代替物を求めていたのですが、それには信用がなによりも大切でした。

 といっても、どこの藩(天領を含む)台所は火の車でした。

 一橋家も十分な引替準備金はありません。

 そこで、渋沢は裕福な者から借銀をして準備金を用意することを考えました。

 この出資者は、揖東郡日飼村(たつの市)堀彦左衛門(2500)、加東郡垂水村(加東市)藤浦常八(1250)、多可郡下比延村(西脇市)広田傳左衛門(800)のほか地元・今市村伊藤長次郎(600)、同村入江十郎(300)、同村鈴木又蔵(200)両、同村入江亀太郎(150両)、その他一人(120)、四人(200両)両ずつ、一人(60)で、総額6380両を集めました。利息は年8朱で10年返済でした。

 これらの出資者はすべて、産物会所及び引替所の役職に就いています。

 一橋家の発行する手形は、大きな信用を作りあげることに成功しました。

 そのため、一橋家領の木綿預手形は一匁のものはいつでも一匁と額面通り流通したといいます。

 今市村の商は、大いに繁栄しました。

  *挿絵:今市札(『高砂市史・伊保篇』より)

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皆さんのお宅では、いかがでしたか

2024-04-17 11:21:06 | 余話として

 

 

    皆さんのお宅では、いかがでしたか

 午後8時ごろ、激しい雷雨とともに直径1センチほどのひょうが降り、大きな音をたてて窓ガラスや屋根をたたきつけ、何事かとびっくりしましたね。
 今朝調べてみると、チューリップがやられていました。
 それに、安物で古くなったサンルーフは穴だらけ。大損害でした。

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運転技能検査は、なんと100点!

2024-02-07 10:08:08 | 余話として

         運転技能検査は、なんと100点!

 昨日、嬉しいことがありました。

 高齢者講習で、ある自動車教習所へ出けました。

 最近、孫に「歳やから、運転免許を返納しいよ・・・」と言われるのですが、技能検査の結果は、なんと100点満点でした。

 おまけはあったったのかもしれませんが、この年(80才)になっても100点とは嬉しいですね。

 もっとも、「認知症は問題はないとのことですが(結果は知らせてもらえません)、半分ぐらいしかとれていないのではと思われます。

 もう少しだけ、運転を楽しみます。

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明日、「稲岡工業株式会社文書」保存会10周年記念行事

2024-01-13 08:21:44 | 余話として

   明日、「稲岡工業株式会社文書」保存会10周年記念行事が上記のように開催されます。

   ふるってご参加ください。

      *問い合わせ

       保存会事務局(吉田) ☎079-432-0956

             メール easyyosida@bb.banban.jp

 

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孫からの年賀状

2024-01-02 07:31:57 | 余話として

   ◇孫から、こんな楽しい年賀状が届きました◇

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あけましておめでとうございます

2024-01-01 08:32:24 | 余話として

 

       あけましておめでとうございます

              皆様のご健康とご多幸を祈り申し上げます

                         2024・1・1

 

   元旦から、見苦しい写真で申し訳ございません

   この写真は去年の11日の高御座山頂での写真です。

   今年は登る気が起きません。80歳になったからでしょうね。

   でも、80の歳にあわせて、ゆっくりがんばります。

   よろしくお願いします。

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今年も 「ひろかずのブログ」をお読みいただき、ありがとうございました

2023-12-28 08:48:27 | 余話として

 今年も 「ひろかずのブログ」をお読みいただき、ありがとうございました

 ずいぶん昔に買った本、『社会学(加藤秀俊著)』(中公新書)を書棚に見つけました。

 学生時代、社会学を専攻したので、懐かしさで買った本のようです。

 久しぶりで読んでみました。

 社会学は専攻したとは言うものの単位を取っただけで、特に社会学を熱心に学んだという意味ではありません。

 でも、勉強しなかった学生とはいえ著者の加藤氏の名前ぐらいは覚えています。

 加藤氏は、「社会学という学問は、極言すれば、故郷の学なのである」と書いておられます。

 私も退職後「ひろかずのブログ」で「加古川地方」の歴史を中心に歩き回っています。

 加藤氏は民俗学者の宮本氏を以下のように『社会学』で紹介しています。

     社会学は「ふるさで勉強する学問」

 ・・・・宮本常一は山口県周防大島で生まれ、育った人物である。その郷土愛はごく自然で、強烈だった。

 祖父からきいた子守歌もずっと記憶していたし、苦労しながら、はたらきつづけた父親からは農作業から漁業まで手ほどきをうけ、教えをうけたことがらもことごとく鮮明におぼえていた。

 17歳で故郷をはなれて大阪にゆき、さらに東京にでたが、この民俗学者はつつねにみずからを「離郷」した人間ではなく「出稼ぎ」にでている人間だと考えていた。

 じぶんの「居場所」は一生周防大島なのだ、といって、いくら忙しくても、かならず毎月いちどは周防大島の自宅で数日をすごし、村のしごとをしていた。

 「郷土を研究するのではなく、郷土で勉強する」ことをみずからの生き方だと信じてその生涯をすごしたのである。・・・・・(『社会学』より)

    <お礼とお詫び>

 「ひろかずのブログ」5000号を超えてしまいました。「今何号あたりを走っているのか?」わかりません。

  今年も「ひろかずのブログ」に、おつきあい下さいましてありがとうございました。

 きょうは12月8日、ご用納めの日です。このブログも人並みに来年の1月5日までお休みとします。

 2024年1月5日(金)から再開しますのでよろしくお願いします。

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東神吉町の写真を撮りに出かけましたが・・・ 

2023-11-19 08:32:02 | 余話として

         東神吉町の写真を撮りに出かけましたが・・・ 

 きのうは大腸がんの検査もすみ、ホット一息をついた1日のでした。

 昼から散髪に出かけ、そのあと、東神吉町を散歩することにしました。

 「東神吉町のどこを歩こうかなと」と考ながらのドライブになりました。

 山のてっぺんから東神吉町を見ることにしました。

 神吉山・升田山は何回も登ったことがありますが、ウェルネスホールの北の「黒岩山」には登ったことがありません。なんとなく黒岩山へ上ることにしました。

 登山口は、ウェルネスの入口のすぐ隣です。関電の鉄塔があり、まず、そこを目指しました。その先はブッシュで早々に道を間違えたようです。

 15分ほど歩いただけです。心臓がバクバク。そこで、東神吉町の写真を撮りましたが、東神吉町全体の写真になっていません。

 頂上には、まだ20分ほどかかりそうです。登るのをやめました。時々、日岡山でも山歩きの訓練をすべきですね。体力を知るバロメーターになりますから。

 きのうは80歳の私の体力のなさをつくずく知ることになりました。

 明日から「東神吉町をゆく」はじめます。期待をせずにお読みください。

 *写真:東神吉町の一部(川向こうは加古川町)



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ホットコーヒーの季節になりました

2023-11-18 10:50:58 | 余話として

      ホットコーヒーの季節になりました

 朝起きると、ポットのスイッチを入れて湯を沸かします。

 湯の沸くあいだに洗顔と歯を磨き、それからインスタントコーヒーを飲みながら新聞を読みます。

(夏はアイスコーヒーにします)

 それが終わると、ブログを投稿します。

 いずれにせよ、(インスタント)コーヒから私の一日が始まります。

 ずいぶん前です。ある公民館へ出かけました。

 ちょうど、趣味の会の作品展の日でした。たくさんの作品が出品され一部は販売もされていました。

 少し底が安定しないカップですが、最近はその眠っていたカップを愛用しています。

 月曜日から、このカップでモーニングコーヒーを飲みながら「東神吉町をゆく」を書いてみます。



 昨日、明石のガンセンターで無事に大腸検査が終わりました。

 結果は後日になりすが、大丈夫でしょう。

 新しく取り残しのポリープが見みつかり、切除してくださいました。

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ガン(癌)のこと

2023-11-17 07:54:53 | 余話として

     ガン(癌)のこと

 美味しいものは、なんと言ってもカニですね。

 種類によっては裁くことが少しむずかしいのですが、生き物を食物としていただ時は食べつくすことが礼儀ですね。

 綺麗に食べつくすと、カニは無事天に昇り、夜空のお星さん「カニ座」になるそうです。

 このカニ座のことを英語でキャンサー(Cancer)というんですね。

     「ガン」のこと

 英語の「ガン」の語源は、カニです。

 乳がんが広がっていくさまが、まるでカニが脚を伸ばしているように見えたことから医学の父・ヒポクラテスが、(がんのことを)カニ(キャンサー)と名付けたそうです。

      きょう、大腸の内視鏡検査

 きょう昼から明石のガンセンターに出かけ、大腸の内視鏡検査をうけます。

 きのうの昼から絶食です。

 今朝は、下剤をたくさん飲みました。

 結果は、たぶん良好でしょう。元気に行ってきま~す・・・

 *神戸新聞参照





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皇帝ダリアが咲きました

2023-11-16 07:44:11 | 余話として

     皇帝ダリアが咲きました

 この時期、ご近所で見事な皇帝ダリアが咲きます。

 なぜか「皇帝ダリア」を見ていると元気がでます。

 自宅でも育ててみたいと思って苗を探がしたのですが、見当た有ません。

 でも、思いは通じるものですね。

 散歩途中で、別のある農家の方と話していると「来年皇帝ダリアの苗を育ててあげます」というご返事をただき、春に2鉢の苗をいただきました。

 一本は育ちがよくなく1メートルぐらいにしかなりません。花を咲かせていません。もう一本は、2メートルほどになり、先週から花をつけ始めました。

 青空を背景に凛と咲くこの花を見ると「がんばろう」という気持ちになります。

 <お知らせ> 

 「ブログ・尾上町をゆく」は、少し休みます。

 20日(月)から「東神吉町をゆく」を始めます。よろしくお願いします。

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寒かったですが、楽しい航海でした

2023-10-10 07:16:30 | 余話として

 

  

  

     寒かったですが、楽しい航海でした

 8日(日)、高砂海文化体験推進事業で孫と一緒に高砂沖を帆船で航海ができました。

 昼まではなんとか曇りだったのですが、航海がはじまる時間にあわせたかのように小雨になり、それに気温が急激に下がってきたんです。

 ブルブル・・・

 孫(中3)は、興味が急になくなってきたようでしたが、すこし時間がたつと、はじめての帆船の旅であり、知らない大人の人とも結構楽しそうに話を楽しんでいました。

 それにしても、高砂・加古川の海岸はまさに工場群のつながりで、ウォーターフロントがないですね。

 その代わり、工場群の夜景はみごとでした。

 船内での夕食は初めての人ばかりでしたが、メッチャ楽しかったですよ。

 肉をいっぱいいただきました。

 機会があれば、いつか北前船にも乗りたいですね。

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10月2日から始まる朝ドラ「ブギウギ」が楽しみです  ナレーターは、加古川東高校出身の高瀬耕造さん

2023-09-29 06:04:27 | 余話として

    10月2日から始まる朝ドラ「ブギウギ」が楽しみです

       ナレーターは、加古川東高校の出身の高瀬耕造さん

 今まで、NHKの朝ドラはほとんど見たことがありません。勤めていた時は、その時間帯は通勤中でした。退職後も特に理由もないのですが、見ていません。

 でも、先週あたりから今年の後半の朝ドラ「ブギウギ」の紹介が増えています。

 紹介されている主人公が踊っている写真の場所(写真)は、なんと私の以前に住んでいた近所のニッケの社宅です。

 この社宅には友達がたくさんいました。27日も同窓会で元社宅に住んでおられたSさんにお会いしました。

 こんな地元が紹介されるドラマなら見ないないわけにはいきません。

 それに、ドラマのナレーターが加古川東高校出身のNHKのアナウンサー高瀬耕造さん。

 楽しみで~す。

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くたびれた勇姿

2023-09-24 08:46:18 | 余話として

   

        くたびれた勇姿

 今年のプロ野球は面白かったですね。

 タイガースの優勝、うれしかった。 

 今年は、タイガースの試合だけでなく、メジャーの試合もよく見ました。

 もちろん大谷さんの活躍のせいです。

 そこで、アマゾンで歳甲斐もなく大谷さんのTシャツを買ってしまいました。

 80歳のお爺さんです。さすがにこのシャツを着て街を歩く勇気はありません。

 でも、元気が出そうですから、このシャツを着て、残りのタイガースの試合を応援します。

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余話:首都加古川

2023-09-02 10:24:47 | 余話として

     

              余話:首都加古川

 「首都・加古川(幻の遷都論)については、今までに数度取り上げました。時期は、いつも関東大震災の起きた前後でした。

 日本には、震災の起きない場所はありませんが、加古川市は比較的少ない場所のようです。きょうもこの話題を取り上げておきます

      加古川への幻の遷都論

 大正12年(1923)9月1日、東京を中心に未曾有の大震災がおき、政府の一部に、壊滅した首都を東京以外の場所に移そうとする遷都論がおきました。



 「今村均・回顧録」(当時の参謀本部少佐、後に陸軍大将)によれば、国土防衛上の観点から首都移転を極秘に検討し、加古川の地を候補地の一つに挙げています。

 加古川が候補にあげられたのは、第一に災害が少ない地域であるということ、そして、「中国大陸への侵略に備え、日本の首都を西に移すべきである」との考えがあったようです。

 「遷都(八幡和郎著)」」(中公新書)では、加古川への遷都の理由を次のように述べています。

 「・・・(首都の候補地は)兵庫県加古川の平地である。歴史上、大地震にみまわれたこともなく、水資源も量・質ともに条件がよい。防空という観点からも理想的である。商工業都市としての機能は、阪神に任せ、皇室、政府機関、教育施設のみを移し、ワシントンをモデルに設計する・・・」

 この遷都論は、やがて各方面にもれ、動揺が起こり、立ち消えになりました。

 

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