八幡町をゆく(25) 宗佐(八幡)の厄神さん
「宗佐の八幡神社」です。 一般には八幡神社と呼ばれています。
八幡神社について、『ふるさと・やはた』(昭和59)で、本岡豊二さんは、次のような手記を寄せておられます。
一部、転載させていただきます。
・・・古くは旧暦の1月18・19が大祭日でしたが、大正時代「いつまでも旧暦では」と現代のその日にもっとも近い頃の2月18・19日に定められました。
・・・自転車が普及した戦後は当青年団は、自転車の預かり料が年間の大きな収入源になったそうです。
「厄神駅」からは、増発便で着いた参詣客が、後からあとからならんで、お宮まで約1.5キロの列が続きました。
最高潮時には、石段から拝殿付近は人が溢れかえって歩けませんでした。
サーカスのジンタが耳に響いて、雰囲気をいっそう盛り上げ、数百を数える露天商人の大半は「いわこし」(粟おこし)売りの店で、植木屋さんもたくさんありました。
八幡の厄神さんは、現在でも人出は多いが、昔を知るお年寄は「ずいぶん静かになった」と語っておられます。
*『ふるさと・やはた(加古川農業改良普及所)』(昭和59)参照
*写真:「八幡神社」
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