しかし、たいそうな帯文句だな
40代の頃、ひたすら読んでいたシーナさん。講演会にも3回くらい行って、出待ちしてサインももらったっけ。
世界の辺境地にガシガシ出かけて、ガハガハとビール飲みまくって、あれほど元気そのものだった人も老いるのねぇ。
高齢者になると、著名作家のエッセイも売らんかなの出版社と編集者が体裁よくまとめあげたようなものばかりで、さほど面白くもなんともないのが多いけど、最後までしっかり一気に読めました。
コロナ(それも飲み会で)にかかって瀕死入院して、しっかり者の妻の一枝さんや近くに住む息子や孫に囲まれて、感謝と反省の言葉がちらほらと。それなりに幸せな老後を送っているのがうれしい1冊。
誰だって少しずつ体力気力なくして老いてゆく。抗わず受け止めていこう。