エーデルワイス
8/7 台風直前のつかのまの晴天。
この分なら慌てて帰らずとも、午前中は観光できそうだ。
朝日の射しこむ「ホテルステラベル」食堂で朝食。
ヨーグルトやフルーツデザートもたっぷりで、久しぶりのパン食が美味しい。
と言いつつ、レーズンバターロール1個(笑)
五竜エスカルプラザまで歩いて、荷物をロッカーに入れ、ゴンドラとリフトを乗り継いで、五竜高山植物園へ。
夏場のスキー場利用のお花畑で、大型観光バスも入って、まあまあ盛況のようだ。
山は雲に隠れたままだけど、一瞬、唐松岳が見えた。
望遠レンズの原寸サイズで見たら、昨日泊まった唐松岳頂上山荘も写っている。
少し歩いて登って地蔵の頭のケルン
本来なら、ここから小遠見山まで往復3時間のトレッキングするつもりだったが、台風のせいで早目に帰宅することにした。
下界は良い天気
いちばんの見頃だったシモツケソウ
盛りの過ぎたコマクサ園
盛りの過ぎたヒマラヤの青いケシ
1本だけ残っていたハクサンイチゲ
いちばんエーデルワイスに似ている「ホソバウスユキソウ」
スイカジュースとソフトクリーム
八方尾根を歩く登山者が見える。
たぶん、この日は八方池の白馬三山映りが見えたんやろな。
予定より3時間早い昼に、白馬五竜で解散、東京組は長野駅へ、残り2人は松本へ帰るが、神城駅で張り紙発見。
空模様がどんどん暗くなり、台風は和歌山接近中。
今日は松本泊まりかなぁとゴトゴトローカル線で松本駅へ。
2時半に松本に着いたら、名古屋行きの特急「しなの」は14:53発16号と15時発82号までは動くとあり、台風の名古屋に突っ込むことになるけれど、明日に「しなの」が動くかどうかもわからんし、とにかく、名古屋まで帰るかとみどりの窓口に並んだ。
駅員さんに訊いたら、今は新幹線は動いているが、夕方以降はどうなるかわからないと。
ここでにやけ氏と別れて、15時のしなの82号指定席券を持って、急いでホームに上がったら、すでに車両が入っていて、飛び乗った。
が、15時になっていないのに動き出す。
エッ?これ、15時発でないん?
乗降口のところに居た男性に「これ14:53分時発しなのですか?」と訊いたら、
「そうみたいです。僕も間違えて乗ってしまいました」と。
彼は次の塩尻で後発のしなのに乗り換えると言ってたけど、私は5分でも早く帰りたいので、このまま自由席車両に移動して席があったらこの電車で行きますと。
ザック背負って何両もの車両を移動して、自由席車両に行ったら、幸い、ちらほらと空席があり、ホッ。
間もなく、検札が来た。
切符がない!特急券はあるのに、乗車券がない。
乗り込んだときはちゃんと手に持っていたのに、移動中に落としたのかも。
もう一度探してください。車掌さんも通路を見ていきますと言われ、落ち着いてお財布の中を見たら、クレジットカードの後ろに乗車券だけ隠れていた。
「すみません、見つかりました!」と言って、周りの乗客に失笑されたんであった。
結局、昼食も食べ損ね、ザックに残っていた行動食おやつをぼそぼそ食べつつ、5分遅れで風雨の激しい名古屋駅に着き、止まっていた新幹線に飛び乗って、またもや、自由席車両に移動。
なんか、綱渡り状態でほうほうのていで京都駅から帰宅したのであった。
翌日8日は特急しなのも通常運転だったので、なんのこっちゃら?だったが、北陸線のサンダーバードは全休だったから、まあ、私の判断もそれほど悪いわけでもなかったのね。
もう、お天気の悪い山旅は心臓にも悪いです。
最後の1人、にやけ氏さんは翌日飛行機が欠航するかどうかギリギリまで気を揉んだものの、予定の飛行機で北海道に帰れた。
というわけで、今年も無事に登ってきました。というほどの山でもなかろうが。
唐松岳 1、2、3、4