ひらりん気まま日記

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オーストリアの旅事情

2012-12-16 21:59:32 | 2012オーストリア

ウィーンの街角

エピソード編先行ですみません。

【オーストリアのお金】
オーストリアの言語はドイツ語なので、当然さっぱりわからない。通貨はユーロである。
比較的新しい通貨のユーロはお札もコインもとてもわかりやすく、お札は色分けされ数字も大きく表示、コインは額高に合わせて大きさが小さくなる。
それでも買い物ごとにお釣をもらっているとだんだんと財布が重くなり、私はなるべくコインを使うようにして、最後には4枚くらいしか残らなかったが、細かい文字が読みにくい友だちのY子はときどき、小銭を全部ぶっちゃけて店員さんに選り取ってもらっていた。
出発前にいくらかをユーロに両替していくんだけど、今回、外国関係仕事しているY子の同級生が、手持ちユーロを融通両替してくれ300ユーロずつを持って行った。
ザルツブルクでY子が少し高めの買い物をして、200ユーロ札を渡したら、最初の店では断られた。
ま、ヨーロッパ圏では概して高額紙幣は嫌がられる。
2回目の店でも「ノー!ノー!」。
帰りにタクシーで使いたいからと片言英語で説明したら、「デンマーク」と首を振られ、よおく見ると、その200紙幣はユーロとちゃうやん。
似たようなお札だけど、確かにデンマークと書いてある。
同級生に両替を頼んだときに間違って紛れ込んだみたいだ。
これで、デンマーク貨幣のレートがユーロより高ければ、こっちの儲けみたいなもんだけど、添乗員に訊いたら、ユーロよりはるかに価値が低いそうだ。
帰国したら同級生に円に変えてもらわないと。日々ユーロのレートが上がっているんやから、現在のレートで円にしてもらい!

【オーストリアでトイレ】
無料公共トイレはほぼありません。
トイレの数自体がすごく少なく、クリスマスマーケット押し寄せている人たちはどうするんやろ?と。
基本はカフェやレストランを利用してトイレを使う。
公園やマーケットの移動トイレは有料(50セント~1ユーロ)コインを入れるとバーが開いたり、係員に渡す。有料なのでさすがにキレイ。
日本だって、尾瀬や屋久島、高い山など辺鄙な場所など、協力金ではなく、強制的に有料にすればいいと思う。

【ホテルの部屋の鍵】
連泊で2つのスタンダードホテルしか泊まってないし、高級ホテルはカード式キーになっているかもしれないが、最初、部屋の鍵の開け方がよくわからずちょっと手間取った。
こんな鍵は始めてである。
ねじ込み式というか、差し込んでからグルグルと2回回して、そのままひねってドアを開ける。
ノブは飾りというか引き手というか、全く触らずに開ける。
中から鍵をかけるときは、またねじ込んで反対側にグルグル2回回す。けっこうめんどうくさい。
そうやって開けたドア、外に鍵挿しっぱなしで入って10分ほど気づかなかったというのも考えたらアブナイ話ではあった。

レストランやホテルも自動扉でないところはドア自体がものすごく重い。
ドイツ式に頑丈なんだろう。
そして、力のない女性や高齢者はきっとすぐに回りの人が手助けするので、それで不便がないのだと思う。
バリアフリーで人手に頼らず行き来できるのも必要だけど、人の手で助け合うという精神のバリアフリーも大切なのだ。

【湯沸かしポット】
イギリスではすべてのホテルにお茶セットがあったが、オーストリアでは、添乗員から事前にホテルの部屋には湯沸しポットが無い(高級ホテルならたぶん常備?)と聞いていたので、出発する前に慌てて海外旅行用の電気湯沸し器を探した。ネット注文でも買えたが、日にちが迫っていたので、ヨドバシまで買いに走った。
商品の見極めさえできれば、どんな田舎であろうとネットで購入できるという、考えたらものすごく便利な社会にはなっているのね。
このポットは安くて軽くて小さく水400mlがすぐに沸くので、たいへん重宝した。(コンセント穴の形が違うので変換プラグは要る)
赤いきつねも食べられたし、同じツアーの人にも貸してあげた。
朝に沸かしたお茶を保温水筒に入れておけば1日中暖かいお茶が飲める。
が、実際はバスの中も暖かいし、クリスマスマーケットのときは屋台で熱い飲み物も調達できるので実質そんなには飲まなかったかも。
カイロも靴下用や大き目やらいろいろ持って行ったが、ひとつも使わなかった。
気温は零下でも風がほとんどなかったので、歩いている限りは寒くはなく、Y子は暑い暑いと言ってどんどん薄着になるのだった。