アエネアスが会所に着く、パリヌルスら三人がイリオネスを囲んで話し合っている。
『おう、一同、ごくろう。今日のテカリオンを囲んでの話、得るところがあったかな』
イリオネスが答える。
『今、彼らと話していたところです。世の中の流れと言いますか、それをおもんばかって、我々は如何にと、そこを話し合っていました』
『それでどのように考えたか、お前らの考えるところを知りたい。脚下を照顧してのお前らの前へ踏み出す一歩はだ?』
一同が顔を合わせる。
『俺は、話の余韻が漂う、あの空間を去りがたかった。その空間で物事を考えた。諸施策の是非を問う考えをチエックした。結論を出している。君らの考えを聞きたい』
一同がイリオネスと目を合わせる。
『軍団長、私らがが話し合った結果を統領に伝えていただければいいと思います』
『軍団長、言ってみてくれ』
『統領、統領の考えられた諸施策、計画の正しさをテカリオンの話す世の中の流れの先駆的な兆候であると理解しました。私らは統領の考えられた施策及び計画を信じて実行していく、実現すると申し合わせていたところです』
『おう、そうか、ありがとう。俺はこの施策、この計画をここにおいて、君らの意向を聞いた。信不退で実行する。よろしく頼む。そこで大切なのは残された日々で引き継ぐ者らに対しての教示を全うしてもらいたい。以上だ』
『解りました!』
『明日になるが、その件の打ち合わせをやる。そのつもりでいてくれ』
イリオネスが一同に声をかける。
『これをもって、今日を終わる』
彼らの今日が終わる、各自が場を去る、宵がおとずれていた。
パリヌルスは、彼の帰りを待っている一同と夕食をともに済ます、彼らと談を交わす、それを終える、テカリオンの船を訪ねる。
おとずれたパリヌルスをテカリオンが歓待する。
『おう、パリヌルス、来たか待っていた』と船上の自室にパリヌルスを誘う。
『おう、パリヌルス、すこぶる元気の様子、何よりだ。交易先で手に入れたとっておきの酒がある。飲もう!』
『おう、!ありがとう。お前の元気、無事を目にして安堵した。これでもお前のことを第一義に考えている俺だ』
『おう、ありがとう。それでか、交易の旅、船の揺れで、お前の夢を見る』
『そうか、お前も言ってくれるな。俺の想いが届いているのか、安堵、安堵だ』
再会の挨拶を交わし終える、二人は、諸々の話を交わす、パリヌルスらの去ったあとのエドレミドあたりの変わりようを話す、変わりゆく世界のこれからなどなどを話す、話が弾む。
パリヌルスは、一か月後のことが胸にこみあげてくる、この先に訪れる再会のないテカリオンとのことを思うと酒に手が伸びる、テカリオンのもとを去りがたい、酒を飲む、酒に酔う、パリヌルスはテカリオンの船で一夜を過ごす。
一か月後のことをともなるテカリオンに告げようか、告げないでおこうか、心が右往左往する、一晩中思い悩む、どうにかその思いを抑えきる、別れの時が来る、夜が明ける、朝である、テカリオンの船を辞する。
『おう、テカリオン、馳走になった。うまい酒だった。元気が一番だ!航海の無事を祈っている』
『お前も元気でおれよ!お前に会えないと俺の気がしぼむ、ではな!今日の俺は船の事を打ち合わせる。浜で会おう』
『おう!』
パリヌルスは、ハシケに飛び乗る、朝行事の浜に戻った。
『おう、一同、ごくろう。今日のテカリオンを囲んでの話、得るところがあったかな』
イリオネスが答える。
『今、彼らと話していたところです。世の中の流れと言いますか、それをおもんばかって、我々は如何にと、そこを話し合っていました』
『それでどのように考えたか、お前らの考えるところを知りたい。脚下を照顧してのお前らの前へ踏み出す一歩はだ?』
一同が顔を合わせる。
『俺は、話の余韻が漂う、あの空間を去りがたかった。その空間で物事を考えた。諸施策の是非を問う考えをチエックした。結論を出している。君らの考えを聞きたい』
一同がイリオネスと目を合わせる。
『軍団長、私らがが話し合った結果を統領に伝えていただければいいと思います』
『軍団長、言ってみてくれ』
『統領、統領の考えられた諸施策、計画の正しさをテカリオンの話す世の中の流れの先駆的な兆候であると理解しました。私らは統領の考えられた施策及び計画を信じて実行していく、実現すると申し合わせていたところです』
『おう、そうか、ありがとう。俺はこの施策、この計画をここにおいて、君らの意向を聞いた。信不退で実行する。よろしく頼む。そこで大切なのは残された日々で引き継ぐ者らに対しての教示を全うしてもらいたい。以上だ』
『解りました!』
『明日になるが、その件の打ち合わせをやる。そのつもりでいてくれ』
イリオネスが一同に声をかける。
『これをもって、今日を終わる』
彼らの今日が終わる、各自が場を去る、宵がおとずれていた。
パリヌルスは、彼の帰りを待っている一同と夕食をともに済ます、彼らと談を交わす、それを終える、テカリオンの船を訪ねる。
おとずれたパリヌルスをテカリオンが歓待する。
『おう、パリヌルス、来たか待っていた』と船上の自室にパリヌルスを誘う。
『おう、パリヌルス、すこぶる元気の様子、何よりだ。交易先で手に入れたとっておきの酒がある。飲もう!』
『おう、!ありがとう。お前の元気、無事を目にして安堵した。これでもお前のことを第一義に考えている俺だ』
『おう、ありがとう。それでか、交易の旅、船の揺れで、お前の夢を見る』
『そうか、お前も言ってくれるな。俺の想いが届いているのか、安堵、安堵だ』
再会の挨拶を交わし終える、二人は、諸々の話を交わす、パリヌルスらの去ったあとのエドレミドあたりの変わりようを話す、変わりゆく世界のこれからなどなどを話す、話が弾む。
パリヌルスは、一か月後のことが胸にこみあげてくる、この先に訪れる再会のないテカリオンとのことを思うと酒に手が伸びる、テカリオンのもとを去りがたい、酒を飲む、酒に酔う、パリヌルスはテカリオンの船で一夜を過ごす。
一か月後のことをともなるテカリオンに告げようか、告げないでおこうか、心が右往左往する、一晩中思い悩む、どうにかその思いを抑えきる、別れの時が来る、夜が明ける、朝である、テカリオンの船を辞する。
『おう、テカリオン、馳走になった。うまい酒だった。元気が一番だ!航海の無事を祈っている』
『お前も元気でおれよ!お前に会えないと俺の気がしぼむ、ではな!今日の俺は船の事を打ち合わせる。浜で会おう』
『おう!』
パリヌルスは、ハシケに飛び乗る、朝行事の浜に戻った。