『おう、パリヌルス、作業の進み具合はどうだ?』
『おう、オロンテス、ご苦労。少し前に取り掛かったところだ!明日、午前中には、この作業を終える』
『ほう、まだ、序の口といったところか。袋の具合はどうであった?』
『丁度いい、俺の考えた枚数を入れるのにぴったりだ!』
『袋の枚数だが、あれで足りそうか?』
『今のところ過不足は解らん。見ての通り、この量だ不足が予想される』
『不足するようであったら、いつでも取りに来てくれ!工房の者に伝えておく』
『解った!よろしく頼む』
『パリヌルス、少し打ち合わせしたいことがある。いいか?』
『おう、いいっ!』
『集散所との交渉のこともある。そして、この木札の量だ、ヘルメスには乗りきらん。輸送手段をどうするかだが』
『そうだな、オロンテス。集散所との交渉は、お前に一任していることだ。当方の都合で押し切ってくれ。すべて、こちらの段取りで進めるようにしてくれ。ドラクマ銀貨の受け取りについては、集散所の都合もあるだろう。木札の受け取りの数の念査といった相手都合もあることだ』
『その件は、俺に任せてくれ』
『おう、それでいい。キドニアへの輸送手段だが、この量だ、軍船を使う。キドニアの船だまりから集散所へ運ぶことも考えねばならん。輸送は明後日、使用する船は軍船、運びの人員もそれで解決できる。それから調査の件だが、買い物のことだ。お前、売り場を巡って、判断材料になる好適品を買い求めてくれ。木札を渡しておく。以上だ』
『解った。実行あるのみだ。軍団長には、この旨、俺が伝えようか』
『おう、それがいい!オロンテス、お前から伝えてくれ。俺は、今、ここから手が離せない』と言って、木札20枚の入った小袋を手渡した。
用件を終えたオロンテスが、パリヌルスの作業の場を去っていく、イリオネスの在室を確かめる、彼は、部屋の戸口を軽くノックする、振り向くイリオネス。
『おう、どうした、オロンテス、何か用か?』
『はい、今、パリヌルスの作業の場を見てきました』
『ほう、そうか』
『報告、そして、打ち合わせておきたい用件があります。集散所との折衝の件、木札輸送の件、その実行と段取りのことです』
オロンテスは、それらの件についての打ち合わせ内容をイリオネスに伝えた。
『了解した。今、聞いた計画通りに事を運んでくれ』
『解りました』
『おう、オロンテス、ご苦労。少し前に取り掛かったところだ!明日、午前中には、この作業を終える』
『ほう、まだ、序の口といったところか。袋の具合はどうであった?』
『丁度いい、俺の考えた枚数を入れるのにぴったりだ!』
『袋の枚数だが、あれで足りそうか?』
『今のところ過不足は解らん。見ての通り、この量だ不足が予想される』
『不足するようであったら、いつでも取りに来てくれ!工房の者に伝えておく』
『解った!よろしく頼む』
『パリヌルス、少し打ち合わせしたいことがある。いいか?』
『おう、いいっ!』
『集散所との交渉のこともある。そして、この木札の量だ、ヘルメスには乗りきらん。輸送手段をどうするかだが』
『そうだな、オロンテス。集散所との交渉は、お前に一任していることだ。当方の都合で押し切ってくれ。すべて、こちらの段取りで進めるようにしてくれ。ドラクマ銀貨の受け取りについては、集散所の都合もあるだろう。木札の受け取りの数の念査といった相手都合もあることだ』
『その件は、俺に任せてくれ』
『おう、それでいい。キドニアへの輸送手段だが、この量だ、軍船を使う。キドニアの船だまりから集散所へ運ぶことも考えねばならん。輸送は明後日、使用する船は軍船、運びの人員もそれで解決できる。それから調査の件だが、買い物のことだ。お前、売り場を巡って、判断材料になる好適品を買い求めてくれ。木札を渡しておく。以上だ』
『解った。実行あるのみだ。軍団長には、この旨、俺が伝えようか』
『おう、それがいい!オロンテス、お前から伝えてくれ。俺は、今、ここから手が離せない』と言って、木札20枚の入った小袋を手渡した。
用件を終えたオロンテスが、パリヌルスの作業の場を去っていく、イリオネスの在室を確かめる、彼は、部屋の戸口を軽くノックする、振り向くイリオネス。
『おう、どうした、オロンテス、何か用か?』
『はい、今、パリヌルスの作業の場を見てきました』
『ほう、そうか』
『報告、そして、打ち合わせておきたい用件があります。集散所との折衝の件、木札輸送の件、その実行と段取りのことです』
オロンテスは、それらの件についての打ち合わせ内容をイリオネスに伝えた。
『了解した。今、聞いた計画通りに事を運んでくれ』
『解りました』