一口目を咀嚼して胃におさめる、続けて、二口三口と口にほおばる、咀嚼する、ぶどう酒の杯を手に持つ、飲み干す、胃に落とし込む、落ち着く。
誰からともなく笑い声が上がる、おおらかに破顔爆笑する。
『ウワッ!ハッハ!』
久しぶりに一同が耳にするアエネアスの豪気な笑いであった。彼らの『あ~あ、旨かった!』の一語を持って朝食を終えた。
イリオネスが一同と顔を合わせる。
『よし!会議を始める。今日の会議の進行役は、パリヌルスが努める。始めてくれ、パリヌルス』
パリヌルスが姿勢を正す、きりっとした声音で話し始める。
会議の主題は『これから』である。主題に基づいて議事を進行する。提示しておいた議題が話し合われる。
戦闘艇の営業構想、改造、修理の事業構想が話し合われるが、構想の実行の決定は決まらなかった。また、戦闘艇の価格構想も構想の領域にとどまり決定を見送った。
イリオネスが、これらの議題、構想について、軍団長のスタンスで考えを述べる。
『俺が赴く、このたびのマリア往きは、いま一同で話し合った営業の構想、改造修理事業構想、そして我々が考えている戦闘艇、また、新艇の価格が使用者側、業界および市場からみて妥当なのかを探りたいと考えている。俺として価格に対する考えは、使用者に対して製造者としての誠意でなければといけないと考えている。また、構想はどうあるべきかを考えている。市場に我々の構想が受け入られる構想なのかを確かめたい意向である。俺がマリアから帰って来て、それらについての状況を話す、そして、解析する。それが我々の考えと合致しているかを一同で話し合いたい。そのように考えている』
『なるほど解ります』
『そのうえで、事業構想、船の使用者価格を決定したいと考えている。そうでなければ船の使用者が我々の方に目を向けてくれないのではと考えている。俺の考えを理解してほしい』
アエネアスが手をあげる。
『統領、どうぞ』
『いまの軍団長の発言を俺の立場と権限を持って、理解し承諾する。マリアへは気をつけて行って来てくれ』
アエネアスが言い終わるや間をおかず、一同からの拍手である。
イリオネスが告げる。
『一同の拍手で俺の言うところを理解し、承諾してくれたものと受け取っていいな』
再度、盛大な拍手である。
パリヌルスが口を開く。
『統領の言葉と拍手をもって、各議題の議決とする』
『おうっ!』の唱和があがる。
誰からともなく笑い声が上がる、おおらかに破顔爆笑する。
『ウワッ!ハッハ!』
久しぶりに一同が耳にするアエネアスの豪気な笑いであった。彼らの『あ~あ、旨かった!』の一語を持って朝食を終えた。
イリオネスが一同と顔を合わせる。
『よし!会議を始める。今日の会議の進行役は、パリヌルスが努める。始めてくれ、パリヌルス』
パリヌルスが姿勢を正す、きりっとした声音で話し始める。
会議の主題は『これから』である。主題に基づいて議事を進行する。提示しておいた議題が話し合われる。
戦闘艇の営業構想、改造、修理の事業構想が話し合われるが、構想の実行の決定は決まらなかった。また、戦闘艇の価格構想も構想の領域にとどまり決定を見送った。
イリオネスが、これらの議題、構想について、軍団長のスタンスで考えを述べる。
『俺が赴く、このたびのマリア往きは、いま一同で話し合った営業の構想、改造修理事業構想、そして我々が考えている戦闘艇、また、新艇の価格が使用者側、業界および市場からみて妥当なのかを探りたいと考えている。俺として価格に対する考えは、使用者に対して製造者としての誠意でなければといけないと考えている。また、構想はどうあるべきかを考えている。市場に我々の構想が受け入られる構想なのかを確かめたい意向である。俺がマリアから帰って来て、それらについての状況を話す、そして、解析する。それが我々の考えと合致しているかを一同で話し合いたい。そのように考えている』
『なるほど解ります』
『そのうえで、事業構想、船の使用者価格を決定したいと考えている。そうでなければ船の使用者が我々の方に目を向けてくれないのではと考えている。俺の考えを理解してほしい』
アエネアスが手をあげる。
『統領、どうぞ』
『いまの軍団長の発言を俺の立場と権限を持って、理解し承諾する。マリアへは気をつけて行って来てくれ』
アエネアスが言い終わるや間をおかず、一同からの拍手である。
イリオネスが告げる。
『一同の拍手で俺の言うところを理解し、承諾してくれたものと受け取っていいな』
再度、盛大な拍手である。
パリヌルスが口を開く。
『統領の言葉と拍手をもって、各議題の議決とする』
『おうっ!』の唱和があがる。