歩いている二人にイリオネスの声が飛んだ。
『お~い、オキテスこっちだ!二人とも燃料の件、目途がついたか』
『え~え、パリヌルスがソリタンを手伝いによこしてくれました。そのようなわけで事が手際よく進んでいます。あとの事があります。明日もう一日、この仕事をやろうと考えています』
『そうか、オロンテス、それで事がうまくいきそうか』
『そ~していただければ、おお助かりです。願ったりかなったりです』
『おう、パリヌルス、ありがとう。お前の気配りでおお助かりだ。感謝感謝だ。ソリタンでおお助かりだ。少々間をおけば生木も乾いて扱いやすくなるというものだろう』
オキテスが簡単ながら礼を言った。
『どうだ、ソリタンは役に立ちそうか』パリヌルスが問いかけた。
『おう、大丈夫だ。あの様子ならいける。安心していてくれ』
『そうか、それはよかった。安堵した』
『お前ら話は終わったか、そろそろ始めようか。あ~あ、その前に伝えることがある。世話人のハニタスから使いの者が来た。今日、昼過ぎに ハニタス と土豪の ガリダ がここへ来るという連絡があった。それを伝えておく』
『ほう、そうですか。彼らの意図を知っておくことが大事ですな。彼らは、小島の一件で我々の力を知ったわけですから』
『土豪の ガリダ は、並みの驚きではないと思います』
アヱネアスが話し始めた。
『あれは、彼らにとって驚きの一事だ。今日明日の間、瞬く間にキドニアの者たちの知るところとなることは間違いない。俺はデモンストレーションだと思っている。あの事一事でこれからの事がうまくいく。一事が万事だ。パリヌルスようやってくれた、ありがとう。あの一事でこの地におけるポリテイクスがうまくいく、それを念頭において、これからの計画、段取りを運ぼう。いいな』
イリオネスがうなずいた。
『まったく、統領の言われる通りです。あの一事で事の全てが、軌道に乗って動き出す。では、会議の本題に入る』
イリオネスは、開会を宣するように言った。四人は深くうなずいた。考えてもいなかった効果が予想もしない分野に影響していく、パリヌルスの思いいたらぬことであった。
『お~い、オキテスこっちだ!二人とも燃料の件、目途がついたか』
『え~え、パリヌルスがソリタンを手伝いによこしてくれました。そのようなわけで事が手際よく進んでいます。あとの事があります。明日もう一日、この仕事をやろうと考えています』
『そうか、オロンテス、それで事がうまくいきそうか』
『そ~していただければ、おお助かりです。願ったりかなったりです』
『おう、パリヌルス、ありがとう。お前の気配りでおお助かりだ。感謝感謝だ。ソリタンでおお助かりだ。少々間をおけば生木も乾いて扱いやすくなるというものだろう』
オキテスが簡単ながら礼を言った。
『どうだ、ソリタンは役に立ちそうか』パリヌルスが問いかけた。
『おう、大丈夫だ。あの様子ならいける。安心していてくれ』
『そうか、それはよかった。安堵した』
『お前ら話は終わったか、そろそろ始めようか。あ~あ、その前に伝えることがある。世話人のハニタスから使いの者が来た。今日、昼過ぎに ハニタス と土豪の ガリダ がここへ来るという連絡があった。それを伝えておく』
『ほう、そうですか。彼らの意図を知っておくことが大事ですな。彼らは、小島の一件で我々の力を知ったわけですから』
『土豪の ガリダ は、並みの驚きではないと思います』
アヱネアスが話し始めた。
『あれは、彼らにとって驚きの一事だ。今日明日の間、瞬く間にキドニアの者たちの知るところとなることは間違いない。俺はデモンストレーションだと思っている。あの事一事でこれからの事がうまくいく。一事が万事だ。パリヌルスようやってくれた、ありがとう。あの一事でこの地におけるポリテイクスがうまくいく、それを念頭において、これからの計画、段取りを運ぼう。いいな』
イリオネスがうなずいた。
『まったく、統領の言われる通りです。あの一事で事の全てが、軌道に乗って動き出す。では、会議の本題に入る』
イリオネスは、開会を宣するように言った。四人は深くうなずいた。考えてもいなかった効果が予想もしない分野に影響していく、パリヌルスの思いいたらぬことであった。