『アエネイスミッション』[Aeneas Mission ]

建国の使命を抱くアエネイスのフアストミッションは自軍団自民族引き連れて炎上壊滅するトロイからの脱出である。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<110>

2006-11-28 06:50:03 | アルツハイマー型認知症と闘おう
知力の貯蓄(LAST)

脳の表面には、大脳皮質といって、神経細胞が層をつくってびっしりと並んでいます。その数は140億個と推算されています。その140億個の中に神経幹細胞といわれている神経細胞になる前の未成熟な細胞がばらばらと存在しているのです。とくに側頭葉といわれる大脳の側面部の内側には、記憶の中枢である海馬があります。この海馬の神経細胞のなかにも、神経幹細胞があることがわかったのです。これが頭脳を使えば、新しい神経細胞となるのです。これこそ、認知症の予防(防衛)への希望なのです。 須貝佑一著岩波新書<ぼけの予防>より

 アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<109>

2006-11-27 06:56:36 | アルツハイマー型認知症と闘おう
知力の貯蓄(5)

脳の神経細胞については、大人になったら<新たな神経細胞が創生することがない>と思われていたのです。それが<新たな神経細胞が脳に対する刺激で創生する>と21世紀になってから、発見されたのです。 動物実験では、ラットの脳に精神的な刺激をあたえて状況変化をみたのです。ラットの脳に新たな神経細胞が出来上がっていく状況が認められたのです。このような状態が哺乳類、そして、<ヒト>でも確認されたのです。  明日に続きます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<108>

2006-11-26 09:56:41 | アルツハイマー型認知症と闘おう
今日は、閑話休題。ゲームの魅力、ヒトもサルも同じ?。

今をさかのぼること、45年~50年前ころからの話です。神経生理学者たちは、動物実験にサルをえらび、サルの脳に電極を刺し込んで、ニューロンの1つ1つの活動を記録しながら、学習と記憶の研究をしてきたのです。サルへの課題は、まるでテレビゲーム様で、ブザーを押したり、レバーを操作したり、画面をたたいたりしながら、パフオーマンスをやるのです。私たちが、現在のようにテレビゲームに親しまなかった頃から、サルにそんなことをさせていたのです。サルにとっては、最初は、ごほうびのジュースがめあてでやるのですが、やがて、ゲームの方が面白くなってきて、サルはほうびがなくても、ゲームをやるという現象がおきてきたのです。ゲームの魅力とは、はたして、何なのだろうか。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<107>

2006-11-25 08:35:12 | アルツハイマー型認知症と闘おう
知力の貯蓄(4)
頭脳を使う。身体も動かす。いろいろな刺激が身体各部に伝達されていきます。たとえ、高齢であろうとも、新しい神経細胞が脳内で創生されています。神経細胞間のネットワークもしっかりしていきます。また、そのための栄養成分も体内に取り入れなければいけません。
サンマを食べて、野菜も食べて、頭を使いまくる。身体も使いまくる。私の今は、その食事研究に懸命です。よろしくお願いします。明日に続きます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<106>

2006-11-24 07:13:43 | アルツハイマー型認知症と闘おう
知力の貯蓄(3)
年をとっていくとともに、<知>のために働く神経細胞が少しずつ落ちて減っていきます。この<知>のために働く神経細胞の予備が沢山あれば、何も恐れることはないと思われることです。その神経細胞の量が、年月を経て減っていっても認知症の水準の量になるのに、相当の時間いや年月がかかると思うのです。そのようなわけで、アルツハイマー型認知症の発症時期がおそくなると思うのです。  明日に続きます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<105>

2006-11-21 14:13:25 | アルツハイマー型認知症と闘おう
知力の貯蓄(2)
頭脳を使う、学習に励む、新しい知識を脳に詰め込む、新しい知的な技術も取り込む、知的創造にとりくむ、判断もする、決断もする。脳を使ったら、使ったで、神経細胞が増えていきます。加齢とともに落ちていく神経細胞もあるのですが、増えるほうが多いと思います。神経細胞が増えると脳内にネットワークができて、作動していきます。それが『認知的予備力』なのです。まさに知力の貯えです。うれしいことです。  明日に続きます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<104>

2006-11-20 12:23:58 | アルツハイマー型認知症と闘おう
知力の貯蓄(1)
アルツハイマー型認知症に関していえることは、<なる><ならない><たとえ、なっても症状がでないようにしておく>これらの決定権は、自分にあると強く思いましょう。『認知的予備力』という考え方の説があります。知力も使い、身体も動かしていると、アルツハイマー型認知症を発症しにくいということが、調査研究の事例からご理解いただけたことと思います。頭脳を使っていた、その活動ぶりや、その使用量が有効的に影響して、発症をおさえ、症状の進行にも関連すると考えられます。頭脳を使っていた、その履歴を研究者の皆さんの間で『認知的予備力』というそうです。   明日に続きます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<103>

2006-11-18 08:12:25 | アルツハイマー型認知症と闘おう
こんなことに気を配る(LAST)
高齢の人が<かぜ>薬を飲んでの眠気、それを通りこして意識の状態も変わることもあるようです。起きているような、夢をみているような、ぼやーつとした状態になることもあることです。記憶があいまいになり、現実ばなれした意識にもなり、話す言葉にもまとまりがなくなってくることもあります。まさに、軽い認知症状態です。冬場の<かぜ>のはやる季節には、とくに気を配りたいことです。このようなときには、薬をやめて3日もたてば、症状はなくなると思ってください。
若い人では、このようなことは、まずおこらないと思います。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<102>

2006-11-17 08:22:54 | アルツハイマー型認知症と闘おう
こんなことに気を配ろう。(4)
この<かぜ>症状をおさえるのが抗ヒスタミン剤なのです。この抗ヒスタミン剤が、脳内にはいったらどうなるかです。ヒスタミンは、中枢神経にもあって覚醒作用をもっているのですが、脳内にはいってきた抗ヒスタミン剤は、ヒスタミンの作用をおさえるので眠くなってくるのです。<かぜ>薬の注意書きに、<車の運転に注意>とあるのは、このためなのです。高齢になってきて<かぜ>の症状のために市販の<かぜ>薬を飲むこともあります。抗ヒスタミン剤を飲むと日中にも眠気がでてくることがあると思ってください。  明日に続きます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る<101>

2006-11-16 07:27:19 | アルツハイマー型認知症と闘おう
こんなことに気を配ろう。(3)
<かぜ>のひきにくい体質、<かぜ>のひきにくい日常生活に気を配りましょう。体内の組織にある物質でヒスタミンの存在があります。このヒスタミンは、普通は不活性状態なのですが、<けが>をしたとき、アレルギー反応を起こしたときに活性状態となり、白血球や組織細胞から放出されて血管が拡張します。例をあげれば、アレルギーの原因物質が体内にはいると、このヒスタミンが分泌されます。そして、体内各所の受容体たんぱく質と結合します。すると、身体がかゆくなったり、くしゃみがでたり、鼻水などもでてきます。<かぜ>をひいたかな?となります。   明日に続きます。