日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「紫の小花」1首

2016年04月06日 | 日記
 春の初め、枯草の中に少しずつ緑色が見え始めたころ、草原を行くと、紫の小花をつけた草が、ところどころ群れていました。せっかくの花を踏まないよう、足元を見ながら、忍び足で歩きました。

みどります くさにまじろう むらさきの おばなをよきて かつしのびゆく
緑増す 草に交らふ 紫の 小花を避きて
かつ忍び行く

(枯草に緑色がまじるころ、草原に紫の小花をつけた草が、群れ咲いているのを踏まないよう、足元を見ながら忍び足で歩きます)

*******
日守麟伍ライブラリ
くりぷとむねじあ歌物語
くりぷとむねじあ和歌集
古語短歌への誘い



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする