日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「雲の海かと」1首

2016年04月08日 | 日記
 桜も散り際となった、暖かく晴れた昼下がり、森の道を歩いていると、まだ葉を付けない木立の下に、紫の花が群れ咲いて、雲海のように膨らんで、春の日に浮かびあがっていました。

むらさきの くものうみかと おもおゆる はるひにうかぶ したくさのはな
むらさきの 雲の海かと 思ほゆる
春日に浮かぶ 下草の花

(森の中、まだ葉を付けない木立の下に、紫の花が群れ咲いて、雲海のように膨らんで、春の日に浮かびあがっています)

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