日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「こりどるの」1首

2015年06月10日 | 日記
大きな屋敷に沿って、丈の高い木が植わっています。その生垣と歩道の街路樹が、異国の回廊のように続き、地面とそこを歩く私の上に、枝葉を漏れてくる光と影が、斑に震えています。

おおとのを かこむたかきの こりどるの えだもるるひを まだらにあびて
大殿を 囲む高木の こりどるの 枝漏るゝ日を 斑に浴びて
(大きな屋敷に沿った丈高い木が、歩道の街路樹と樹冠を重ねて、異国の回廊のように続き、枝葉を漏れてくる光と影が、斑に震えています)

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