日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「亡き人を」推敲

2019年10月16日 | 日記
 父の通夜の日(8月17日)に詠んだ歌を推敲します。

 エアコンで冷えて、締め切った座敷に横たわった父の横に座って、ガラス越しのやや遠い蝉時雨が、強くなったり、弱くなったり、響きやんだりするのを、一緒に聴きました。

亡き人を 遠く訪(おとな)ふ 蝉しぐれの 波の満ち干を ともに聴く夏
(夏を惜しむような蝉時雨が、締め切った座敷に遠くから聴こえ、強まったり弱まったり、ときおり止んだりするのを、亡くなった父の横に座って、一緒に聴きました)

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