我が家の生垣の一部にサザンカを使っています。そのサザンカに名残りの花が咲いていて,ハエのなかまが訪れています。
たまたま大型のハエ,クロバエのなかまが来ていました。それを網で捕獲。紙の上に置いて撮影開始。容器で覆い、一瞬静止したときにそれを開けます。すこしでも動きかけたら,すばやく容器を元に戻します。たいへん,たいへん。
ハエの嗅覚とかれらの行動ぶりはたいへんすぐれていて,遠くからでも花の存在をキャッチします。
彼らに隠されたしくみはわたしにはわかりません。しかし行動はたしかにふしぎなほど機敏で正確です。顔を見ているとなんだか謎にすこし近づけそうな気持ちになるのがふしぎなところ。感覚器官がぎゅっと詰まっているのでしょう。
口器もまた効率的に舐めて栄養分を摂取するのにふさわしく見えます。
できるだけ口の内部が見えるところまで近づいてみました。微細毛がたくさん! 吻は収納されています。非常に意味ありげです。
超接近してみないと到底知ることのできない世界が見えて来ます。