自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ベッコウバチの捕獲行動

2020-08-24 | 昆虫

夕方,庭の草引きをしていたときの話です。辺りは薄暗くなりかけていました。

わたしのすぐ前方にベッコウバチがいるのです。狭い範囲をせわしなく動き回っていました。「おかしいな。きっとなにかわけがあるな」と直感。しばらく,じっとしたまま観察していました。

すると,あるポイントにどうやら関心があるようで,しきりに近づいてはちょっと遠ざかり,また近づくのです。目を凝らして見てみると,そのポイントにクモがいました。「そうか,ハンティングをしている最中なのだな」と気づきました。

ようやく獲物を口でくわえ,傍のブロック塀を登りかけました。ところが,途中で落としてしまったのです。しかし,ベッコウバチはそうやすやすとはあきらめません。草の根元に落ちたことを確認するのに一心です。

 

それを突きとめると,今度はそれを持ち出すのに懸命です。とても時間がかかりました。

やっとそれをくわえて塀を登っていきました。そしたら,またもや獲物が落下。今度も同じように獲物を探し出すのに懸命。その間,どこかに行って姿が見えなくなることがありました。しかし,ちゃんとそこに戻って来て,持ち出すしごとを開始。場所をよく覚えているので,びっくり。

 

今度は落とすことなく,塀の上まで行きました。

 

そうして見えなくなりました。きっと巣が近くにあるのでしょう。

 

 


最新の画像もっと見る