自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬のナナホシテントウ

2013-02-16 | 昆虫

冬でも,暖かい日だまりをよく観察するとナナホシテントウが動き回っているのを見かけることがあります。我が家近くの空き地にホトケノザが群生しているところがあります。周りは家に囲まれて風が当たりにくく,日差しをしっかり受ける場所です。そこにもテントウムシがいました。目が慣れてきて,数えてみると3匹も!

葉でじっとしているもの,せわしなく動き回るもの,それぞれの姿があります。

そのうちの1匹がコンクリートの犬走りを歩き始めました。「しめた!」。そう思って目で追っていると,急に止まりました。得がたいチャンスです。それで撮ったのが下の写真です。

レンズを通して改めて思ったのですが,その口器の鋭いこと! 顎がしっかり発達しています。まさに肉食性昆虫です。複眼に並んだ個眼も見えます。 触覚も動いていました。日だまりで獲物を探して移動していたのです。

獲物といえば,アブラムシが大好物でしょう。アブラムシが今いるのかどうかはわかりませんが,テントウムシがこうして活動しているというのは獲物が適当に見つかるということです。この日,何種類もの虫を見かけました。アリは結構いました。クモも,ヒシバッタも。まだまだいましたが,名はわかりません。テントウムシがそれらを食べるのかどうか,それは不明です。

そんなことを思いながら改めて上の写真をじっくり見ると,ふしぎなものが写っているのに気づきます。撮っているときは気がつかなかったのですが,写真を見ているうちに脚や口の辺りに赤い小さな粒状のものが付着していることが気になってきました。拡大してみると,間違いなくとくべつな“何か” なのです。もしかすると,食べ物の一部が付いているのかもしれません。しかし,今となっては確認しようがありません。残念。

 


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